プロポーズの準備に必要な5つのステップ

にしむらさん：プロポーズのきっかけはそれぞれですが、傾向としてはお相手の年齢が20代後半のお客様が過半数以上と、30歳をひとつの"区切り"にされているケースは多いかもしれません。

くるすさん：アニヴェルセルのアンケート調査によると、結婚を決意した男性の8割以上が、3カ月以内にプロポーズされています。また、プロポーズの言葉に「待たせてごめん」というフレーズが入るケースが多く、プロポーズプランをご利用いただいたお客様のアンケートでも、プロポーズをしようと思った理由に「けじめとして」と回答される方が多く、交際期間や年齢的な要素が決意のきっかけになっていると考えられます。結婚されるカップルの半分以上が交際期間3年未満なのですが、31.1％が3年以上という結果に。「待たせてごめん」というプロポーズの言葉が多いのも納得です。

にしむらさん：この先、おふたりにとっては入籍の日や結婚式の日が大切な記念日になります。そのため、"すごく悩まれている方"には、「プロポーズの日は、それほど気にされなくてもいいのでは？」とお伝えしています。

くるすさん：お互いに仕事をしていると、記念日に予定を合わせるのが難しい場合もありますよね。少数ですが、男性の誕生日を選ばれた方もいました。この日なら絶対に彼女にバレないだろう、ということだそうです。

にしむらさん：それは油断しますね（笑）。ただ、あまりに何でもない日にすると、女性はすごくカジュアルな格好だったりするので、ある程度、「レストランで食事するからオシャレして来てね」くらいは軽く伝えてもらえた方が嬉しいと思います。

にしむらさん：ふたりにとってすごく大事な場所になるので、結婚後も戻って来られるような場所がいいのでは、と私はいつもアドバイスしています。ハワイも素敵ですが、いつまた行けるのか...と考えると、きっと、身近なほうがいいはず。そこに行けばふたりが笑顔になれたり、仲良くなれたりするような、記念日に戻って来られる場所を選ばれてはいかがでしょうか。

くるすさん：男性は、自宅を考える方が多いんです。同じ男性として、その気持ちはよく分かります（笑）。

にしむらさん：男性は「プロポーズなんてどこでもいいじゃん」と思われるかもしれませんが、女性にとってプロポーズされる場所はすごく大事！ 記念に残る場所にしてあげてほしいなと思います。それに、女性はプロポーズの話を、友達や家族にしたいものです。そういう意味でも、きちんとした場所をぜひ検討してみてください。自宅でプロポーズしても、「ここじゃヤダ、もう一回」とやり直しをさせられる男性も多いんですよ（笑）。

にしむらさん：アニヴェルセルではチャペルはもちろん、カフェやレストランを併設した会場も複数あります。なので、街をデートしながら食事に立ち寄っていただき、そこからスタッフがお相手を言葉巧みにチャペルへ誘導し、チャペルでサプライズプロポーズという流れにしやすいのが特長です。当日はかなり緊張されると思いますので、プロポーズの言葉を伝えて、リングの後に花束を渡す、など、頭の中で段取りのイメトレをされて臨まれたほうが良いかと思います。私も、お客様と一緒にひざまずく練習をしたりしますね（笑）。

くるすさん：当館のプロポーズプランを利用される方には、あらかじめ当日の進行表をお渡ししています。ご自身で流れを書き出してみると、頭を整理できるかもしれません。

くるすさん：婚約指輪はほとんどの方がお渡しされますね。お花は、70％くらいでしょうか。婚約指輪のサイズが分からず悩まれる男性も多いですが、サイズ直しが可能な場合が多いので、購入時に店員さんに確認してみてください。

にしむらさん：お花はバラの花束が人気ですね。赤に限らず、白や黄色、ピンクなど他の色を混ぜても素敵です。花言葉を気にされる方は少ない印象です。彼女の好きな色を選べば、喜んでもらえるはずです。あと花言葉ではなく、バラを108本にして「108＝永遠（とわ）の愛を誓う」という意味を持たせてお渡しする方は少なくないですよ。