【プロポ―ズの方法】準備STEP1 『結婚を決意する』 きっかけは何?
人生の一大イベントとなる結婚。決意するのは簡単ではないかもしれません。皆さん、どんなきっかけでプロポーズを決意しているのでしょうか。今回は、アンケート調査を基に結婚を決意するきっかけについて考えてみましょう。
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「この人しかいない!」と思って決めた
アニヴェルセルが実施したインターネット調査にて「プロポーズをしようと思ったきっかけは?」と質問したところ、最も多かったのが、「一緒にいてこの人しかいないと思えた」(37.3%)という回答。次いで、「交際期間を経て、機が熟した」(33.3%)となっています。「この人でいいのだろうか......」などと、結婚相手に迷いがある人は少ないことが分かりました。
また、少数意見では、「暗に彼女に催促された」(15%)という意見も。結婚を強く望む彼女に押し切られるパターンもありそうです。
交際開始から約3年で結婚を決意
「交際期間を経て、機が熟した」という回答がありましたが、「機が熟す」とは、どれくらいの期間なのでしょうか。プロポーズを決めるまでの交際期間について、見てみましょう。
リクルートが発表している「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、最も多かった交際期間は1~2年未満(24.9%)で、続いて2~3年未満(23.5%)という結果に。平均は3.3年でした。ただし、5~6年未満(6.9%)、6~7年未満(4.7%)などと、じっくり関係を深めたカップルも。「機が熟す」と感じる時間には個人差がありそうですね。
30歳前後で結婚するカップルが多い
年齢はどうでしょうか。同じく「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、夫の結婚時の年齢の平均は29.9歳。これは全国値ですが、首都圏だと30.5歳とやや高くなります。
一方、妻の年齢の平均は28.4歳(全国値)。こちらも首都圏だと28.9歳と少しだけ高くなっています。
男性は結婚する年齢を気にしない人が多いかもしれませんが、女性はその先の出産を視野に入れて、「30歳までに結婚したい!」と考える人も。30歳までに結婚式まで挙げることを考えれば、プロポーズのタイミングは彼女の28歳、29歳の誕生日やクリスマスがベストかもしれません。
仕事が軌道に乗ってから
今は男性も女性も、結婚後も働くことが当たり前の時代。多かれ少なかれ、仕事が結婚のタイミングに影響することはありそうです。20代後半から30歳前半の結婚適齢期は、ちょうど仕事が楽しくなってくるタイミングでもあります。大きなプロジェクトを任され、「今は結婚どころではない」と結婚が延びてしまうこともあるのでは? また、「地方への異動が決まったタイミングで結婚を決意」した人もいれば、「転職後、新しい仕事が軌道に乗ってから結婚」と考える人も。
もちろん、男性だけの問題ではなく、結婚後のキャリアを考えて、ある程度のポジションやスキルを獲得してから結婚したいと望む女性も増えています。また、女性にとっては育休・産休制度が整っているかは非常に気になるところ。20代後半で制度が整っている会社に転職する人も。結婚・出産後の働き方がイメージできるかどうかが、女性にはとても重要なポイントなのです。
収入面も決め手の一つかもしれません。男女同権で共働き夫婦が増えたとはいえ、家族を養えるだけの収入を得られるまでは結婚できない、と考える責任感の強い男性も多そうです。
「ゼクシィトレンド調査2018」によると、2017年4月~2018年3月の1年間に結婚式を挙げた夫婦の、夫の平均年収は488.3万円で、妻の平均年収は348.4万円でした。
また、同調査で結婚費用を貯金していたかどうかを尋ねたところ、89%が貯金をしていたという結果に。貯金額の平均は、夫婦あわせて345.7万。結婚式やハネムーン、新生活にはお金が必要になるので、結婚を視野に入れてコツコツと貯金している夫婦が多そうです。
交際期間、年齢、仕事、収入などの面から結婚のきっかけについて見てきました。友達より早く結婚したいとか、お金がなければ結婚できないとか、結婚にはさまざまな思いがつきまといます。迷ったときはシンプルに、「この人とずっと一緒に生きていきたいか」と自問自答してみるのはどうでしょう。お互いがそう思えたときが、ベストなタイミングなのかもしれません。
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▼STEP2『タイミングを決める』はこちら
▼STEP3『場所を決める』 はこちら
【参考】
▼【結婚トレンド調査2018】発表!(ゼクシィ調べ)
http://bridal-souken.net/research_news/2018/10/181018.html
▼インターネット調査。質問『プロポーズをしようと思ったきっかけを教えてください。(1つ選択)調査対象:23歳〜39歳既婚男性300名 (2015年9月アニヴェルセル調べ)
https://propose.anniversaire.co.jp/magazine/list_humor/06.html
尾越まり恵
福岡県北九州市生まれ。同志社大学卒業後、リクルートの制作会社に入社し、ゼクシィの制作に携わる。2011年に独立してフリーライターとなる。女性の結婚や出産、働き方について取材・執筆する。