プロポーズの場所は?タイミングは?ふたりの「プロポーズ」教えてください!街頭インタビュー
人生の一大イベントである結婚。その前段階の「プロポーズ」は、恋人から夫婦へと互いの関係性が変わることを意識させ、ふたりの絆をより強くする大事なきっかけになるのではないでしょうか?実際にされた&した人たちはプロポーズがあって良かったと思っているのか、 街行くご夫婦にプロポーズの想い出について聞いてみました!
ちなみに新婚である筆者の場合、プロポーズはちゃんとありました! 休日の自宅で、突然彼がテレビを消したと思ったら、いきなり指輪ケースをパカっ。中にはダイヤモンドのルース(裸石)が入っていて、「結婚してください、指輪は一緒に選びに行こうね」とプロポーズしてもらったんです。こういう記念のイベントを大事にしてくれるところに、改めてキュンとしました。経験上、プロポーズはちゃんとしてほしい派です。
突撃街頭インタビューは、横浜・みなとみらいエリアで開始。カップルやご家族連れに人気の街でどんどん聞きたいと思います。それでは早速行ってみましょう!
1組目 Yさん・Rさんご夫婦の場合
山形から旅行で遊びに来たという、夫のYさん・妻のRさんご夫婦に話を聞きました。おふたりのプロポーズはどのようなものだったのでしょうか?
── どんなプロポーズをしましたか?
Yさん(夫):
交際4年目の記念日に、山形で1番高台にあり夜景がきれいと評判のレストランに行った後、自宅に帰り、スーツを着たままプロポーズしました。
Rさん(妻):
もともと結婚の話は進んでいたけれど、ちゃんとしたプロポーズはありませんでした。記念日に素敵なレストランに連れていってくれたので、正直「もしかして、その場でプロポーズされるかも」と少し期待はしていました。しかし、レストランでは何もなかったので、がっかりしたまま家に帰ることに。そうしたら、家で彼が指輪ケースをパカっとして「結婚してください」と言ってくれました。
── プロポーズは予定通り進みましたか?
Yさん(夫):
最初から指輪は自宅で渡そうと思っていたので、結果的には予定通りにできたのですが......。レストランでの食事後、エレベーターの中で何の気なしに「あ、ポケットになんか入ってる。何だと思う?」と彼女に聞いてしまったんですよ。指輪じゃなくて、ただのレシートだったんですけど、なんとなくプロポーズを期待されていたようで、すごく変な空気になってしまいました......。あのときは「まずい!」と思いましたね(笑)。
── プロポーズはお互いにとってどんなものでしょう?
Rさん(妻):
エレベーターの件はちょっと反省してほしいですけど(笑)、プロポーズ自体はすごくうれしかったですね。
Yさん(夫):
やって良かったですね。付き合う際に告白したときもドキドキしたけれど、カップルになってからは、彼女を前に緊張することがなかなかないじゃないですか。プロポーズも想像以上に緊張したので、今でも鮮明に覚えていますし、ふたりの記念日としても心に残りますよね。
── プロポーズを考えている方にアドバイスするとしたら?
Yさん(夫):
知り合いに、ヘリコプターで遊覧しながらプロポーズしようとした人がいるんですけど、結局天候不良でできなかったらしいんです。だから、天候が関係ないプロポーズがいいんじゃないですかね。
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エレベーターの中での気まずいエピソードも、楽しそうに話してくれたおふたり。ちょっとしたアクシデントも今では笑い話になっているので、素敵なプロポーズができたら結果オーライになっちゃうのかもしれません!
2組目 Kさん・Tさんの婚約中カップルの場合
たった今オーダーしていた指輪を受け取ってきたという、婚約中のカップルTさん(彼氏)とKさん(彼女)にも話を伺うことができました。おふたりにとって、プロポーズはどんな印象なのでしょうか?
── どんなプロポーズをしましたか?
Tさん(彼氏):
付き合って2年目の彼女の誕生日に、横浜ベイホテル東急に宿泊して、部屋での食事中に婚約指輪を渡してプロポーズしました。
Kさん(彼女):
彼はサプライズ好きで、昨年の誕生日にもサプライズをしてくれました。なので、今回もサプライズはあるかなとは思っていたものの、まさかプロポーズとは思わず......。すごくびっくりしました。
── プロポーズの前から、結婚の話は出ていたのでしょうか?
Tさん(彼氏):
全くしていませんでした。でも、ここで断られたらもう終わりだなと思って、思い切ってプロポーズしましたね。
Kさん(彼女):
私は地方出身で、5年後くらいには実家に戻る話を親としていたので、プロポーズを受けた後も30分くらいずっと悩んでいました。結局プロポーズを受けることにして母に電話で報告したのですが、さほど驚いていませんでした。母はなぜかプロポーズされることを薄々予想していたみたいです(笑)。
── これからプロポーズをする方に向けて、何かアドバイスはありますか?
Tさん(彼氏):
プロポーズをしている間、ずっと部屋のテレビがついてたんですよ。後から「あれは消してほしかった」って言われて、確かにそこは気が回ってなかったなと(笑)。プロポーズは指輪や花束などいろいろと準備すると思いますが、部屋の状況など細かい部分まで気を抜かずにできると、よりいいかなと思います。
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25歳同士の若いカップルのおふたり。彼女いわく「指輪の箱をパカっとするとき彼が震えていて、その姿がかわいかった」そうです。一生懸命な姿も、キュンとするポイントだったのかもしれませんね。
3組目 Rさん・Rさんご夫婦の場合
続いて、お互い初めて行った街コンで出会ったという、Rさん(夫)・Rさん(妻)のご夫婦に話を聞けました。おふたりのプロポーズはかなり素敵なものだったようです。
── おふたりのプロポーズはどんなものだったのでしょうか?
Rさん(夫):
付き合って1年目くらいのなんでもない日に、彼女が好きなテーマパークに一緒に行ったんです。その日泊まったホテルの部屋で、彼女のお気に入りキャラクターのオブジェを渡してプロポーズしました。
Rさん(妻):
当日は、記念日でもなんでもなかったので「ホテルに泊まれてうれしい!」くらいにしか考えていませんでした。ホテルのレストランで食事した後、部屋に戻ると、なぜか大きなケーキがルームサービスで届いたんです。「どうしたんだろう?」と疑問に思っていると、彼が「ずっと一緒にいてくれますか?」とプロポーズしてくれました。
── プロポーズは順調にできましたか?
Rさん(夫):
そうですね。僕はあんまり他人を巻き込むプロポーズをしたくなくて、個室でできるところを探しました。あとは、彼女が好きなものや場所にこだわったのもあって、彼女がすごく喜んでくれて良かったと思います。
── プロポーズを受けてみてどう感じましたか?
Rさん(妻):
本当に理想的なプロポーズだったので、友だちにも何回も話をしていて、飽きられています(笑)。 ふたりだけの大切な想い出になるし、プロポーズされた空間も思い入れのある場所になりますよね。
── これからプロポーズをしようと考えている方のために、何かアドバイスはありますか?
Rさん(夫):
多少準備は要りますが、そこまで大変なことではないと思います。きっと一生に一回しかないことなので、相手がどんなプロポーズなら喜んでくれるかと、自分がどういうものならやれるのかを考えて、無理のないプロポーズができるといいのかなと思います。
Rさん(妻):
プロポーズの後、ホテルの方が写真を撮ってくれて、ふたりでも記念にたくさんシャッターを押しました。そのときの写真や彼がくれたオブジェを結婚式で使えたので、とてもうれしかったです。結婚式をあげたいと考えているカップルならなおさら、プロポーズ時の服装や素敵なシチュエーションにこだわって損はないと思いますよ。
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プロポーズの言葉も、彼女が好きな場所も選ぶのも、一つひとつの行動に愛があふれていますね。相手の趣味や好みを考慮するって、簡単なようでとても難しいことかもしれませんが、だからこそうれしいんですよね!
今回インタビューした中には、プロポーズをせずに結婚したご夫婦にもお話を聞くことができました。
長年の同棲を経て、自然な流れでの結婚だったので、なくてもOK! という方もいれば、テレビなどでプロポーズの話題が出ると「やっぱりしておけばよかった」と思う方、付き合うときに結婚する意思を確認していたので、告白がプロポーズのようなものだったという方など、いろいろな形があるのだと、あらためて知ることができました。
一方、プロポーズをしたご夫婦・カップルは満場一致で「やってよかった!」と答える結果に。もちろんお互いが納得していればどんな形でも良いという前提がありつつも、「プロポーズはするだけの価値があるのでは?」と感じることもできました。
インタビューに答えてくれた皆様、ありがとうございました!
(取材・文 きたざわあいこ 撮影・編集 ノオト)
きたざわあいこ
新婚のライター兼エディター。趣味は国内・国外を問わずの旅行とその計画を立てること。夫との旅行を希望に日々を生き抜いています。これから結婚される方が、結婚生活のよいスタートが切れるような素敵なプロポーズができるよう応援します!