バレバレ、でも涙あふれるほどうれしかった彼の想い。

 ジュエリーショップの前を通りかかった際に「指輪のサイズ測ってみる?」と言われて一緒にサイズを測ったり、「友だちが今度結婚するんで指輪迷ってるらしいんだけど、参考までに◯◯ちゃんはどんな指輪が良いとか、理想ってあるの?」などと探りを入れられていたので「プロポーズを考えてくれているのかな」と事前に感じていました。

 そして1年半の記念にと、連れてきてくれたのは、初デートのスカイツリーが目の前に見える素敵なレストラン。頑張って探してくれたんだなととてもうれしくなりました。デザートにはサプライズで1年半記念のお祝いケーキをいただき、初デートの話をしながら想い出話をしていた時、「実は今日ここを選んだのは理由があって」と、カバンから指輪のケースを取り出すと「初デートのスカイツリーから約1年半、沢山の思い出が出来て......、これからもずっと一緒にいたいと思うけん、結婚してください」用意してくれたのはティファニーの可愛らしい指輪でした。決して欲しいだなんて口にしたことはなかったけれど、「女の子の憧れだろうから頑張って選んだのだ」と。事前に勘づいていたとは言え、思わず涙があふれました。「こんな私でよければ」ともちろんお答えしました。

 後々になって聞いたのですが、本人としては上手く事前にさぐりを入れて、完璧なサプライズでプロポーズが成功したと思っていた様子。指輪のサイズやブランドまで聞かれて、「もしかして?」と気付かない女の子もいないですよね(笑)。そうは言っても本人は完璧にやり切った! と満足しているようなので、バレバレだったということは、これからも内緒にしておきたいと思います。

こぐまさん (20代・女性)

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