1年記念のプレゼント交換。彼がくれたのは驚きの言葉でした。

 友だち期間1年半、お付き合いをして1年が経った日のことです。「1年記念はふたりで泊まりに行こう」という話になり、場所を悩んだ末、彼が前から行きたかった県内の絶景ホテルになりました。よそ行きの衣装でふたりともお洒落にキメ、皇族も泊まられたという一番高い部屋を予約して準備はバッチリ!

 無事当日を迎え、到着して夕焼けを見ながら館内の喫茶店でまずはお茶をしました。 山の上にあるホテルなので、そこから見える海と山の景色が絶景でした。部屋に入り、和洋室の素敵な部屋に興奮し、ふたりともテンションMAX(笑)。写メもたくさん撮って「さぁ、今からお風呂にするか、プレゼントをお互い交換するかどうしよう?」となり、まずはプレゼント交換に。まずは私から、予めリサーチしてあったセカンドバッグを。サプライズで、ふたりで遊んだ1年間の写メを印刷し、コメントを書いて一冊のアルバムにまとめたものを渡しました。「懐かしいね」と思い出を振り返りつつ写真を眺めるふたり。

 少し落ち着いた後、彼が「あ、車に忘れ物しちゃった!悪いけど、取りに行ってくれない?」と言います。車の鍵を渡され、「仕方ないなー」と思いつつ私だけ外へ行きました。私は「さては何かプレゼントが車の中に用意されてるんだな!?」とニヤニヤしながら向かいました。しかし車の中を探しても見当たらない。てっきりプレゼントだと思ってたので箱だと思っていたら、助手席の左下のポケットに手紙を発見! 「残念、ここではないですよー。部屋で待ってます」なにっ! サプライズでプレゼントが用意してあったんじゃないんかい! 慌てて部屋に戻った私が見たのは、彼の目の前に置かれてある箱型のプレゼントでした。外に行かせたのはカモフラージュで、本当のプレゼントはいない間に用意されていたのです。「なんだろー」と包装紙を開けると、オルゴールが出てきました。彼の好きなスピッツの『空も飛べるはず』が流れる中、「結婚しよう」と突然のプロポーズ! 思わず涙がこぼれ、そのまま号泣してなかなか返事が出来ずにいた私を見てなだめる彼。ようやく口にすることができ、私は「はい」と返事をしました。

 付き合って1年でプロポーズされるとは思ってなかったので、びっくりしてうれしくて忘れなれない思い出です。そして約1年後、いい夫婦の日に憧れのアニヴェルセルで結婚式を挙げました。

こしみさん (20代・女性)

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