目の前の出来事が信じられない! 一生に一度の思い出。
その日の夜は、私は飲食店でバイト、彼は久しぶりに再会する遠方から来る友人と一緒に夕食、という予定でした。しかし、私はオーナー体調不良のために急遽休みに、彼は友人の都合で、夜には会えるけど予約している夕食の時間には間に合わない、という事態になりました。彼が友人との夕食に予約していたのは、とてもお世話になっている方の店。直前になってキャンセルするのも申し訳ないと思い、ふたりでディナーに行くことに。
仕事が忙しくなって会いにこれない彼の友人と、体調不良のオーナーをさしおいて私がディナーを頂いていいものかと思いながらも、しっかり美味しく楽しみました。そして、デザート頼もうかと悩んでいたその時。運ばれてきたのは頼んだ覚えのない大きなデザートプレート、そこに書いてある「Marry Me!」。そして、真っ赤な顔の彼からの白い花束、さらには木箱に入った見たことのない指輪、と、目の前で起きていることに正直初めは何が起こったか分かりませんでした。そしてじわじわと「これってプロポーズ?」と実感がわいてきました。正直、「うれしい!」という気持ちよりも「やられたー!!」という気持ちが強かったです。ドッキリ大成功って札が出てくるんじゃないかって本気で思いました。多分、私の第一声は、「えぇええええ!?」だったと思います。
彼はこの日の為にいろいろと準備をすすめていたようで、指輪も自分でデザインしたものを友人作家にお願いしたり、花束も友人のお花屋さんに私に合いそうなイメージのものをお願いしたり、指輪の箱を手作りしたり。約2ヶ月くらい前から計画は始まっていたらしいのですが、一緒に住んでいたにも関わらず、全然気がつきませんでした。そして、ディナーの店の店主、スタッフはもちろん仕掛人で、ドッキリを成功させるために私のバイト先に出向きオーナーに休みを直接交渉しに行ったというから驚きでした。遠方からの友人は初めから来る予定は無かったと聞いた時には脱帽しました。まさか、ここまでするとは。本当に、一生に一度の忘れられない記念日になりました。皆様、本当にありがとうございました。
ちなみにこの日は、語呂合わせで私の名前になる日でもありました。彼はそれを狙っていたようです。後にも先にも、こんなにびっくりしたサプライズは初めてでした。そして、今は旦那となった彼。私はもともとどっきりが仕掛けられるような器用なタイプではなく仕掛けたとしてもすぐに気付かれてしまうと思うので、この投稿が明るみになったらちょっとサプライズかな、とも思い投稿させていただきました。これからも、お互いに助け合いながら、笑いのたえない家庭を作っていこうと思います。旦那、ありがとう。これからも笑いあって、支えあって、年をとっていきましょう。
ゆるりさん (20代・女性)
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