まるでお姫様になったような世界で一番幸せな日。

 私たちは同じ職場の幼稚園で出逢いました。彼とは最初から結婚したいなと思いながら交際をスタートしました。私には双子の妹と2つ離れた妹がいます。ふたりとも先に結婚してしまい長女の私が最後か......、と小さい頃から一番に結婚したいなと思っていたので少しショックでした。2年記念日の日もしかしたら......? と少し期待していましたがプロポーズはまだでした。なので私の28歳の誕生日の日は結構期待していました。

 仕事が終わり、待ち合わせをしてふぐ屋さんに行き、夜ごはんを食べ終わるとお店の奥からプレゼントが出てきました。それは私の誕生石入りのかわいいピアスでした。さらにかわいい名前入りのホールケーキも出て来て本当にうれしかったです。そして彼の実家に帰り玄関に入ると「まだプレゼントあるから待ってて」とトイレの中で待ちました(笑)。

  少しすると「目をつぶって出て来て」と言われ目を手で隠しながら出ると頭に何か乗せてくれました。それはティアラでした。彼の部屋に入り「目開けていいよ」と言われ目を開けると部屋の電気が消えていてピンク色になっていました。ペンライトでバージンロードを作り、ベッドの上には生花で私の席を用意してくれていました。もう私はすでに号泣です。ベッドに座ると履けるガラスの靴が出て来て履かせてくれました。サイズもぴったりで夢だったお姫様になれたようでとってもとってもうれしく、何よりも忙しい中準備してくれた彼のことを考えるとうれしくて涙が止まりませんでした。

 そして最後に「世界で一番けいちゃんのことが大好きな俺と結婚して下さい!」と言いながら跪いて、エンゲージリングをぱかっと出してくれました。私は泣きながら「はい!」と答え指輪をはめてもらいました。指輪には大きなダイヤと隣には私の大好きなミッキーがついており、中にはピンクダイヤモンドが入っていて本当にかわいい指輪でした。部屋の電気をつけると部屋中私の大好きなピンク色の風船やお花が飾ってあり、TVにまでハートのシールをたくさん貼ってくれたり、ホワイトボードには「大好き」と書かれていました。

 本当はディズニーランドでプロポーズしたかったそうなのですが、私の誕生日にどうしてもプロポーズしたく思い出のたくさん詰まっている彼の部屋ですることに決めたそうです。前日に仕事から帰って来てから寝る間も惜しんで飾り付けをしてくれた彼の優しさや一生懸命さに私は胸がいっぱいになり本当に幸せだなと思いました。この日は世界中で一番の幸せ者だったと思います。今でも思い出すと涙が出てきて、本当に幸せな気持ちになります。私たちはもうすぐ結婚式があります。今は準備などが忙しくたまにイライラしてしまうこともありますが彼の事をこれからも大切にして幸せな家庭を作って行きたいです。夢は子どもを最低4人は産むことです!

けいちゃんさん (20代・女性)

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