ちょっとグダグダだけど、改めて彼の大切さを知った日。

 彼に突然「2日間予定を空けておいてね」とだけ言われました。記念日でも誕生日でもないので、私は「普通にお泊まりデートかな?」とだけ思っていました。当日待ち合わせ場所に行くと今まで見たこともないようなオシャレな服を着ている彼を発見! すぐさま私は彼に近寄って「今日ってなんかあるの? なんかの記念日だっけ?」と聞きました。彼は「こないだの誕生日ちゃんとお祝いできなかったから、今日やろうと思って! ちゃんとお店も予約してあるから」最近の記念日や誕生日のお祝いはお家でご飯が多かったので、久しぶりのこの感じにテンションが上がっていました。

 場所はふたりの思い出がたくさん詰まったみなとみらい......。彼の予約してくれたお店に行くと、4年記念日に行った時と同じお店でした。私は「もしやここでプロポーズ?」と思いはじめましたが......。ここでは特に何もなく、駅に向かって歩き始めました。彼は付き合いはじめた頃の話をし始め、ふたりで懐かしいねと盛り上がっていると急に立ち止まり「今日はここだから!」と言って、ホテルの入り口を指差しました。部屋の前で彼が先に入ってというので「もしかしたら、ドアを開けると花束でも用意してあるのかな?」と思い入ると特に何もなく......。カーテンを開けるとみなとみらいの夜景が一望できるお部屋でした。夜景にはしゃいで写真を撮っていると、背後でガサガサと鞄をあさっている彼が窓ごしに見えました。でもここは何も知らない振り、見ない振りをしておこう! と決め、外の景色を見ていました。すると彼が私にプリザーブドフラワーのお花をくれました。そこには手紙を添えられていて、読んでいると、目の前に跪き「一生一緒にいてください。僕と結婚してください」と言いながら箱を出す彼。でもなかなか箱を開けないので私は「えっ? これってドッキリとかなにか?」と言って場の雰囲気が壊れてしまい失敗。2回目は私が泣かないと泣かないとと思っていたら涙が出ず、いつまでも返答をしないで失敗。3回目のプロポーズでやっときちんと受け応えすることができました。

 付き合い始めて6年が経ち、一緒にいることが当たり前になり、恋人というよりかは家族のようになってきていた私たち。昔は、よく遠くまで出かけていたが、最近はお家や近所で買い物が多かった。プロポーズ当日は、久しぶりにお互いオシャレして、デート気分を味わい、彼が一生懸命計画を立ててくれたことが本当にうれしかったです。プロポーズはグダグダになってしまったけれど、なんか私たちらしくてよかったです。一生の想い出になりました。

なみさん (20代・女性)

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