記念の「にち」に憧れのあのシチュエーション!

 海外旅行大好きで、特に韓国大好きな私。彼と2度目の韓国旅行に行くことになりました。ホテルは珍しく(笑)、高級ホテルでルンルン。無事チェックインして、お部屋に入って更にルンルン。大きな窓から外を見ていると、後ろからハグする彼。「今日は何の日?」――わ、わからん。まごまごする私に、ちょっと緊張しつつハニカミながら「今日は1700日。待たせてごめんね。結婚してください」と跪いてぱかっと箱を開けてくれました。

 こ、これはー! 以前憧れてると言ったシチュエーション!! 覚えてたんかーい! 中にはキラキラの指輪。相変わらず緊張しながら指にはめてくれる彼。うれしすぎて抱きついたはいいが、「はい」と返事するのを忘れる私! なんてこった! だいぶ時間がたって落ち着いてから「よろしく!」とお返事した私でした。

 韓国のカップルはよく記念日を「にち」で数えます。だから彼は「○年記念」でも「○ヵ月記念」なく「にち」を選んでくれたみたいです。私の大好きな韓国で、私の憧れてたシチュエーションで、風習まで気にしてくれた彼。いつもはちょっと頼りない彼が、かっこよく見えた瞬間です(笑)。

 それから200日後の1900日目。無事に夫婦になれました。さらに281日後の大安の日。生まれ育った横浜の、大好きなみなとみらいでブルーのバージンロードを歩くことができました。また一から沢山の「にち」を刻んでく私たち。これからもずっと。「よろしく!」

JILLさん (20代・女性)

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