ボロボロの私を支えてくれた彼女に、感謝のバラの花束を。
6月のある日、私は次の日に東京で会社の表彰があったため、前日から彼女と東京入りをしていました。彼女はプロポーズされるとは全く思っておらず、逆に私の表彰に対するサプライズで手紙とプレゼントを用意してくれていたようでした。私は1年間ほとんど休みもなく、新築住宅を53棟引渡し、会社の中でも過去最高棟数の引渡で、全国1位で表彰されました。
夕方、薄暗くなった山中の畑道に呼び出し、用意していたイスに彼女を座らせました。そして「忘れ物をした」とひとりで一度車へ戻り、スーツに着替え、53本のバラの花束を持って再び現れました。そこで突然のプロポーズ。「これから一生あなたを守り続けます。私と結婚してください」その瞬間、あたりは暗くなった夜空に53発の花火を打ち上げました。
53本のバラ、53発の花火で自分を勇気付けし、この慌ただしい一年間ボロボロだった私を支えてくれた彼女に、心からの感謝の気持ちでプロポーズしました。結果はオッケーでしたが、彼女は突然のことで唖然とし、状況が全く把握できてないようでした(笑)。
その後、この日だけはと、リムジンを用意し、いつもよりいいホテルに泊まりました。そのリムジンの中では改めて婚約指輪を渡しました。彼女はうれしがりながらも涙を浮かべておりました。
おまささん (20代・男性)
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