今、1歳の娘にあの時もらった絵本を読み聞かせています。
行き先も知らぬまま、ふたりで空港へ。30歳のお誕生日を迎えた当日、彼から「旅行に行くよ!」と言われて出かけたのです。そこで彼から手作りの旅のしおりを渡され、行き先が宮古島であることを知りました。大好きな沖縄、付き合ってすぐに行った思い出いっぱいの沖縄。素敵なバースデー旅行にしようね、と笑う彼に惚れ直した瞬間でした。宮古島に着いて、観光していたらあっという間に夜。彼が予約してくれていたステキなレストランで誕生日ディナーをして、30歳のお誕生日はまもなく終了。
私の彼は年下。「仕事もこれからが勝負という時、そろそろ結婚したい! なんて気持ちは彼に言えない......」と心の奥底に閉まっていました。30歳の誕生日だけど、まさかプロポーズなんてないよね。やっぱりなかったか~! ほんの少しでも期待してしまった自分が恥ずかしく感じていたのです。
レストランを出ると、突然の大雨。「星を見て帰ろう」なんて言っていたのに「この雨じゃ無理だね」とふたりで急いでホテルへ戻りました。ホテルの部屋に戻ると彼が突然、真面目な顔で話したいことがあると言ってきました。なぜかマイナス思考に頭が働いた私は緊張。するとポケットから指輪を出し「僕と結婚してください」と。まさかのプロポーズに驚きすぎて、泣くどころか笑ってしまった私。返事はもちろん「はい!」と元気よくしました。そして、指輪と一緒に「どんなに きみがすきだか あててごらん」という可愛い絵本をもらいました。
プロポーズから3年。今、1歳の娘にプロポーズの時にもらった絵本を読み聞かせています。いつか娘が大きくなった時、プロポーズの思い出話をしよう。パパってこんなにステキな人なんだよってね。翌日、海が見える絶景のスポットで、跪いて2度目のプロポーズをしてくれたのはナイショのハナシ。突然の雨のせいで、ホテルの部屋でのプロポーズになってしまったことを悔やんでいる可愛い彼でした!
RAHさん (30代・女性)
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