雪に浮かび上がった言葉。大切な日をドラマチックに。

 僕は人生は一つのストーリー(物語)だと思っています。その中で、プロポーズは最高にドラマチックな場面であるべきと思っていたので、最高の演出をしました。

 僕と妻は、共通の友人の紹介で出会い、会ってすぐ、まさに運命と僕は結婚を決めました。それは、妻の笑った顔が、僕の母の笑顔にそっくりで、とても初めて会った感じがしなかったから。むしろ、ずーーーっと前から、知っている家族のようで、「この子は、僕の奥さんだ!家族だ!」と直感的に思ったのです。更に驚くべきことに、ふたりの職場が一緒のビルにありました。意識をしていなかったせいか会ったこともなく、紹介者の友人もそのことは知らずに、帰り際3人でビックリしたのを覚えています。

 その運命の出会いから2日後、妻の方から食事に誘ってくれ、僕から告白し、付き合うことになりました。プロポーズはその直後から考え始めました。そんな中、プロポーズを演出してくれる方に出会い、約半年間準備をしました。

 当初、妻は「プロポーズはしてほしいけど、指輪はお金がかかるから、要らないよ」と、僕のことを考えて言ってくれました。ですが、僕は「プロポーズには絶対、婚約指輪を渡したい!」と強く思っていて、指輪選びに。実は、人生で、プレゼントで指輪を買ったことがない僕は、指輪屋さんに入るのも初めて。その初めての指輪屋さんの店長さんの人柄やダイヤに込められた想いなどを聞いているうちに、選びながら、自然と涙が出てきて、即日購入しました。指輪が出来上がったのは、それから1か月後のプロポーズ前日でした。

 翌日、妻には「誕生日記念に食事に行こう」とだけ伝えて、お互い仕事終わりに行きました。その食事の最後に、テレビ塔を貸し切ってることを初めて明かし、驚いてる妻を連れて、テレビ塔の展望室に上がりました。夜景を眺めながら、事前に大通公園の雪の中に掘っててもらった「結婚しよう」の文字を上から見せ、ドラマのように片膝ついて、指輪をパカッ。「世界中の誰よりも愛してます! 家族になろう!」とプロポーズしました。妻は、あまりのことに驚いて、初めて僕の前で泣いて、本当に感動してくれ、プロポーズは大成功でした。

 こうして僕らは結婚し、今、妻のお腹には赤ちゃんがいます。僕は妻と出会って、人生を救ってもらったと思っています。その妻に、人生をかけて、恩返しをしていこうと思っています。また、このプロポーズの一部始終は、動画にもなっていて、結婚式でも流しました。是非見て欲しいですし、それを見ることで、北海道のもっともっと多くの人に幸せになってほしいと、心の底から強く願っています!!

たらばがにさん (30代・男性)

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