計画1年以上、1000日目に誓ってくれた永遠の愛。

 付き合った当初からラーメン屋さん巡りが好きな私たち。平日のお昼にしか営業していない有名なラーメン屋さんにずっと「行ってみたい」と話していました。彼の勤務上、なかなか行く機会がなかったのですが、たまたま休日出勤があり、平日が休みになるとのこと。ラーメンの後は、私が見たかった映画を見ようと考えていてくれて、チケットも買ってくれてました。そのまま彼の家に帰る予定だったので「晩ご飯何食べたい?」なんてたわいもない会話をしていると「取り置きしてもらってた物を取りに寄ってもいい?」と言われて、着いた先は有名な一流ホテル。頭に「?」が浮かぶ私をよそに「今日泊まるよー!」って! 正直この時は「プロポーズ!?」と思いました(笑)。

 ドキドキで待っていると、案内されたのは最上階のスイートルーム。広さも夜景もドキドキが止まりませんでした。寝室に行くとバラの花束が100本が置いてあり、メッセージカードには「1000日記念日おめでとう」の文字。今日でお付き合いして1000日! そんな事全く考えてなかったので、驚きで号泣でした。「プロポーズと思ったやろー? プロポーズは108本のバラを贈るんやで。100本は永遠の愛やから、これからもよろしく! プロポーズはもうちょっと待っててね!」と笑顔の彼。そのタイミングでホテルマンの方が1000日記念日のプレートのついたケーキも持ってきてくれました。彼は「レストランも予約してるから、その後にケーキ食べた方がいいよ」って。

 夜景の見える素敵なレストランで、幸せ以外の言葉はなかったです。お腹も満たされ、部屋に戻ろうとすると、彼から封筒をもらいました。中に入っていたのは『エステ3時間券』。「なにこれ?」と聞くと「最近仕事忙しそうやし、毎日遅くまで頑張ってるから今日はエステでもしておいで」って。もう幸せでしかなかったです。幸せな気分で部屋に戻ると、ディズニー好きな私の為に『シンデレラ』のDVDを借りて来てくれたとの事。でも始まったDVDはシンデレラではなく、ふたりがこれまで行った思い出の写真のDVDでした。

 お付き合いして約2年半。普段思った事を言わない彼ですが、DVDには「いつもありがとう」とか「出会えて幸せです」のような言葉がたくさんあり、その言葉だけで涙が止まりませんでした。「伝えたい事があるので聞いて下さい」でDVDは終了し、泣いてる私のところにきた彼はエンゲージリングを差し出して、こう言ってくれました。「俺の隣でいる(私の)花嫁姿が見たいです。結婚して下さい」。驚きとうれしさで大泣きでしたが、こんなに幸せだと思った日はありません。

 実は1年以上も前から計画をたててくれていて、1000日に合わせて休みを取ってくれていたこと。私に勘付かれないようラーメンに誘ったこと。数多くのジュエリーショップを回ってくれていたこと。仕事終わりもDVD作りに時間を費やしてくれてたこと。普段聞き役で思ったことを言う彼ではありません。プロポーズ自体、全然予想していませんでした。でも私のことを思って、こんなにも前から計画を立ててくれていて「ただ喜ぶ顔が見たかった」と言ってくれた彼。生涯忘れることのできない1日を考えてくれた彼に感謝しかないです。そして一生この人についていこうと思いました。本当に幸せです。素敵な日をありがとう。

みゆなしさん (20代・女性)

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