神様のいたずらに思わぬプロポーズ!?

 私は普通の会社で、彼女はデパートで働いていました。そのためなかなか休みが会わず、1日をふたりで過ごせることはほとんどありません。さらに、私も彼女も互いの会社の寮で生活しており、彼女の住んでいる女子寮は厳しい門限が。私は残業も多いのでデートできるのは月に数回程度、夜の7時半から9時半の2時間程度でした。このような煮え切らない清廉潔白なお付き合いが3年ほど続いていました。

 ある日の事、私に長期海外出張の話が舞い込んできました。1年から3年ほどで帰ってこれるというものでしたが、その間は当然会えなくなります。そして、その直後にレストランでであった時に、「海外から帰ってくるまで待っていて欲しい」という話をしました。すると彼女の口から出たのは「待てない。いい人が現れたらその人と結婚するかも」という意外なひと言でした。てっきり私との結婚を望んでいると思っていただけにショックで「ええっ待てない! なぜ! じゃあ、え~と、う~ん、結婚しよう!」と思わず告白していました。いずれ結婚する相手かなとの思いはあったのですが、ちょっと浮気性のある私はプロポーズするのはまだ先のことだと高をくくっていたのです。

 後でよくよく考えてみると、言わされてしまったのかなと思いましたが、今は幸せな夫婦生活が続いているので、めでたしめでたしなのでしょう。それから、長期海外出張はプロポーズした後で事業そのものがキャンセルになり、なくなってしまいました。神様のちょっとしたいたずらだったのでしょうか。

ほうりゅう児さん (20代・男性)

■「みんなのプロポーズ」著作権について
本記事の著作権はアニヴェルセル株式会社に帰属いたします。
■2次利用について
2次利用のご希望は「みんなのプロポーズお問合せ先」までお願いいたします。