不安で泣く私に伝えてくれた「俺についてこい」

 お互い違う大学に通う学生で、彼が学年はひとつ上。その彼が卒業を迎える年でした。授業が終わるとお互いの家で勉強するのが日課で、私はいつものように彼の家に行きました。普段と変わらず勉強をしていると彼が就職の話を持ち出してきました。お互い関西出身できっと就職先も関西から出ることは無いだろうと思っていたので関西圏以外の就職先を希望していることを聞かされ、遠距離恋愛をしないといけないことを知りました。今まで経験のしたことのない「遠距離」に対して私は不安でした。まだ付き合って2年。お互いの実家に行ったことはなかったし親に紹介されたこともない。「別れ」が頭をよぎりました。

 私は正直に「遠距離恋愛を出来るかもわからないし、1年後卒業して彼を追いかけて関西から出ることは考えられない。考えたくもないけれど、遠距離でお互いの気持ちが離れてしまうかもしれない」と伝えました。すると彼から「今はまだお互い学生だから言葉だけでは信頼感もないと思う。それでも俺は一緒にいたいと思っている」そんな言葉をもらってもやっぱり不安でこれからのことも何も考えられずただ泣いている私に彼は「絶対に幸せにするから黙って俺についてこい」と婚約指輪と一緒にプロポーズしてくれました。

 普段は穏やかで強気な姿なんて滅多に見せないのに、「ついてこい!」とまで言ってくれたことがとても印象的で忘れられないプロポーズです。

かんぴさん (20代・女性)

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