軽いキャッチボールのつもりが、野球場でふたりきり!

 年下の彼からの猛アタックで交際がスタート。付き合って2年が経ちましたが、社会人になりたての彼はまだまだ結婚のことなんて考えてもいないと思っていました。そういえば、付き合い出して半年ぐらいの頃「俺、◯◯と結婚したいと思ってるよ~」なんて、いつものイタズラな笑顔で呑気に言っていたこともあったけど、私は本気に取っていなかったのです。「はいはい、そんな風に思ってくれるだけでうれしいよ、ありがとね~」なんてやんわりと返したぐらいです。まだまだなところもあるし、甘えん坊で、頼りないことも多いけど、一緒にいるだけで満たされる、そんな存在でした。

 ある日、彼の家に遊びに行くと「キャッチボールをしよう!」と言ってきました。彼はずっと野球をしてきた人で、私も軽い運動がてらたまに付き合ったりしていました。車に乗せられて、着いた場所はなんと野球場。近所の公園程度をイメージしていた私は驚きました。内緒で野球場を貸し切ってくれていたのです。そもそもマウンドに立つこと自体初めてで、それだけでドキドキ。何往復かボールをやりとりしたところで、彼が「後ろを向いたまま、ちょっと待ってて」と言いだしました。なんのことかさっぱり検討もつかないまま、言われる通りに。「もういいよ」という合図で振り返ると、50本のピンクのバラの花束と四角い小さな箱を持った彼が目の前に。「結婚してください」あまりの驚きと彼の思いの本気さに現実なのか夢なのかわからなくなりました。何と自分が返事をしたのかも覚えていないぐらいびっくりしたけれど、今は彼と同じ苗字になって、毎日幸せを噛み締めています。

ケロケロさん (20代・女性)

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