彼が叶えてくれた、まるで夢のような時間。

 学生時代、2つ年上だった彼は就職で関西を離れ、東京へ行きました。2年間の遠距離恋愛も乗り越え、私も東京で就職し、今年で付き合って5年になります。私は小さい頃からディズニーが大好きで、家族や友だち、彼ともよく行っていました。私の夢は、ディズニーホテルが出来た時からバケーションパッケージで東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを1日で行き来して、シンデレラルームに泊まる事!! でした(笑)。東京ディズニーリゾートに遊びにいくたび、ディズニーホテルを眺めては素敵だなあと思っていました。泊まる事を目標に、5百円玉貯金もこつこつしていました(笑)。

 そんな中、私は誕生日を迎え、彼にご飯に連れて行ってもらいました。土曜日だったので、「日月は旅行に行くから空けておいて」とだけ言われていて、誕生日当日に行き先を言われました。「明日明後日はディズニーに行くよ。でもごめん、ディズニーホテルは予約がいっぱいで無理だった......」予約が取りづらいことも、値段が高額な事も全部知っていたため、残念だなんて一切思わず、大好きなディズニー旅行をプレゼントしてくれたことが本当に本当にうれしかったです。

 当日、1日たくさんディズニーで遊んだ後、「実は、ディズニーホテルのレストランだけは予約できたんだ」と言われ、もーーびっくり!! 初めてディズニーホテルにふたりで入りました。もう素敵すぎて入っただけで感動の嵐。ラウンジに連れて行かれ、スタッフの方からシンデレラ城をイメージしたなんとも綺麗なノンアルコールカクテルを頂いて、案内についていくと、部屋に連れて行かれ「???」頭がはてなでいっぱいでした。彼がディズニーホテルのシンデレラルームを予約していてくれたのです。

 夜はミラコスタホテルのレストランを予約してくれていました。ディズニーシーのショーを見ながらご飯を食べて部屋に戻って「これは夢なんじゃないか」とか思いながらお風呂から出ると、パソコンにムービーが流れていて、今まで付き合ってきた思い出がたくさん詰まった彼の手作りのDVDでした。ひとりで笑ったり感動したりしていると、いつの間にかスーツに着替えた彼が部屋から出てきて、跪きながら「結婚してください」と言ってくれました。びっくりして、うれしくて、感動して「お願いします」と返事をして指輪を受け取りました。

 あとから話を聞くと、半年前からホテルの予約をしていて、レストランも毎日電話をかけてキャンセル待ちをしていたそうです。「プロポーズで私の夢を叶えてあげたかった」と言ってくれました。夢のような時間でした。彼が私の夢を叶えてくれました。私の大好きな場所で、私たちは大切な人と家族になる事を約束しました。私の大好きなディズニーは、大好きな場所で、思い出のつまった場所で、大切な場所になりました。子どもを授かって、

こまちさん (20代・女性)

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