「サプライズはなし」のはずが、してやられたあの日。
彼と私は会社の同期。もともと、結婚を前提にして始まったお付き合いだったので余計な駆け引きなど一切なく、話がどんどん進んでいきました。「指輪、どんなのがいい?」なんて話も堂々としてしまうくらいでサプライズとは縁がない、そう思っていました。
付き合い始めて4カ月が経ったころです。繁忙期に入る前にと、私の両親に彼を紹介するため、実家に帰りました。普段はそうでもない彼も、さすがに緊張ぎみ(笑)。無事にハードルをクリアし、帰りは私の家で夕食をとることに。夕食を済ませ、彼がデザートにバームクーヘンを切ってくれるというのでかなりの甘党な私は、ワクワクしながら待ちます。目の前に差し出されたバームクーヘンに、一気に顔がほころぶ私。それを横目に、なぜかソワソワしている彼。「?」疑問に思ってフォークを持とうとした時、カチャッ、と金属音がしました。そこには、ひときわ輝きを放つものが。あっけにとられた私は、何が起こったのかすぐに理解できませんでした。皿に添えられたフォークの先に、大粒のダイヤの指輪が引っかかっていたのです。指輪の納期はもう少し先だって聞いていたし、ロマンチストな彼のことだからきっと夜景の見えるレストランで渡すんでしょ......、なんて思っていた私は彼の顔を見つめたまま、何も言えずにポカーン状態。改めて、彼から結婚のお申し出を受け、指にはめてもらいました。
「もともとそのつもりでお付き合いしてるんですけど...」なんて皮肉を言う余裕もありませんでした。ちょっと悔しい、でも、やっぱりうれしい。まさに「してやられた」プロポーズになりました。そして、来年の秋。みなとみらいの観覧車の真下で、私たちは結婚します。
あんずさん (20代・女性)
- ■「みんなのプロポーズ」著作権について
- 本記事の著作権はアニヴェルセル株式会社に帰属いたします。
- ■2次利用について
- 2次利用のご希望は「みんなのプロポーズお問合せ先」までお願いいたします。
関連するみんなのプロポーズ
関連するデータで見るプロポーズ
あなたの一生に一度の告白を、
一緒に悩み、考え、カタチにします。
こんなサプライズがしたい、
といった具体的なことがなくても構いません。
まずは、あなたの想いをお聞かせください。