感動を抑えきれず号泣したのは、私ではなく......!?

 短大生の頃、友人のバイト仲間で大学生の彼と知り合いました。最初は、海や映画、アミューズメントパークなどへグループでお出かけ。そのうちふたりで会うようになり、付き合い始めて4年が経ちました。「そろそろ結婚かな」という話になり、両家で結納の日取りなどの話が進んででいた頃、車で送ってもらう際にボソっと彼に「プロポーズとやらを、しっかり聴いてないような気がするな」と伝えました。すると彼は「そうだよな」と言った後「結婚してください」と言いました。「おおっ! これは」と思い、私が彼の顔を見たら、ぽろぽろっと大粒の涙を流していたのです。

 小学校の頃から、趣味でイラストやマンガを書いていた私にとって、何となく「プロポーズってすっごい感動するもの」だと思っていたものの(実際、とても感動はしましたが)、自分でプロポーズしながら号泣している彼を見ると、俯瞰している自分を発見した時でもありました。

 「ありがとう、で、何で泣くん?」と聞くと「めっちゃ、自分でも感動を抑えきれなかった」とのこと。彼のプロポーズに感動したし、3歳上ですごくエエ人だと思うけど、自分がしっかりせねばと思ってしまった私でありました。ちなみに、我がふたりの息子たちは、このエピソードを聞いて「う~ん、おとん(お父さん)らしいね」と言ってくれます......。

にゃ~すさん (20代・女性)

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