大好きな映画館デート、スクリーンに映ったのは......!?

 「観たい映画の招待券をもらった」と彼が言うので、ふたりで映画デートに。予告がはじまって少しすると、彼が会社からの電話だと慌てて席を立ちました。予告が終わり、もう本編がはじまりそうになっても戻ってこず「大丈夫かな?」と心配していると、突然スクリーンに私の写真が......! ふたりの思い出の写真や動画と、彼のたくさんの想いが綴られた映像が流れはじめました。彼が指輪を選んでいる様子や、指輪を受け取り、プロポーズに向かう決意を示しているシーンなどもありました。その映像にもう涙があふれ、止まりませんでした。そして映像が終わると彼が現れ、私の手を引いてスクリーンの前まで連れて行き、跪いて「僕以上にあなたを大切に想う人はいない。結婚してください」の言葉とともに指輪を差し出してくれました。私は感動して涙でいっぱいで、なかなか答えられませんでしたが、彼から「返事は?」と聞かれようやく「よろしくお願いします」と答えました。

 彼が薬指に指輪をはめてくれ「終わりかな」と思っていると、今度は私の大好きな歌が流れはじめたのです。そして、座席の後ろのほうから、ふたりのキューピッド的な存在である友人が登場し、バラの花を手渡しして祝福してくれました。すると、私に見えないように隠れていた何十人もの友人たちが次から次へと現れ、バラのお花と祝福の言葉をくれました。私の親友もそこにはいました。さらには彼のお母さんたちまで登場し、彼のお母さんと、お互いに涙しながら、これからよろしくお願いしますと伝えあうことができました。とても感動的な瞬間でした。たくさんの大切な人たちに囲まれての、本当に本当に幸せで忘れられない思い出です。

 ふたりは映画好きなので、彼は映画館を貸し切ってのプロポーズを計画してくれたのです。そして、私たちの付き合った記念日の12月12日は、ダズンローズデーという大切な人に12本のバラをプレゼントするという日なので、バラをプレゼントする演出もしてくれました。彼には、誰にも負けないくらい素敵なプロポーズをしてもらったと思っています!

なっちゃんさん (20代・女性)

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