回数券の最後の日。愛おしくて、幸せなプロポーズ。

 横浜と世田谷、電車で1時間半弱のプチ遠距離恋愛をしていた私たち。毎週金曜日の夜から彼の家にお泊まりして、月曜日の朝に彼の家から出社するのがお決まりのパターンでした。ある月曜日、会社に着くとカバンの底に封筒が入っていました。そこには、彼の家までの回数券と「この回数券がなくなった時に話があります」との手紙が入っていました。

 その回数券を使って彼の家に行く週が続き、ついに最後の回数券で彼の家に行った時でした。いつも通りふたりでご飯を食べていたら、突然、「絶対幸せにするから、俺についてきてください!」と手を握られて言われました。何も言わなかったのに、わざわざ回数券が最後の日を数えてくれていたのかと思うととてもうれしかったです。でも......、よく見たら彼の頬にはご飯粒が(笑)。おいおい、決める時は決めてくれヨ~と思わず爆笑してしまったけれど、そんな子どもみたいな彼もちょっと可愛くて、愛しくて、すごく幸せでした。

ミミさん (20代・女性)

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