落ち込む私を思い出の地へ。大好きです、ありがとう。

 4月24日は、私がマラソン大会に参加する予定の日でした。そのためにたくさん練習してきましたが、亡くなったいとこのおじさんの四九日の法要がその日になりました。悩んで悩んで悩み続けましたが、マラソン大会は来年もあるんだからと思い、マラソン大会の出場を断念しました。すごく悲しんでいたら、翌日の25日に「(付き合いはじめた場所の)仙台に行こう」と彼が誘ってくれました。私たちは東京と栃木に住んでいるので、付き合った日以降は仙台には1度も行っていませんでした。マラソン大会に出られないことも忘れるくらいうれしかったです。このときはまさかもっとうれしいことが起こるとも知らなかったのですが。

 とっても行きたかった仙台に着いて、思い出の場所の「天文台に行こう」と言ってくれた彼。チケットを買いに行き「ここで初めて手を繋いだねー」って話しているのにどこか上の空です。「どうしたのかなー」と思っていたら、立ち止まってフルネームで名前を呼ばれました。とっても緊張している彼。「えっ?」って思っていたらプロポーズでした。跪いて、ポケットから指輪の箱を出してくれました。「僕がこれから死ぬまで一緒に居て欲しいのは、世界でたったひとり、裕美ちゃんだけです。僕と結婚してください」って。緊張していて、すぐに箱は閉じられてしまいましたが箱の中にはふたりで何度も聞いた思い出の曲である、ピンキーリングが。キラキラ輝いていました。思わず「はい」という言葉しか出てきませんでした。

 「婚約指輪はふたりで買いに行きたい」って言ってくれた彼。そんな優しい彼と結婚できるなんて本当に幸せです。「また行きたいね」って何度も話しをしていたので本当にうれしかったです。普段あまり緊張しない彼がすごく緊張している姿をみて、胸がとっても熱くなりました。きっとこれから仙台に行くたびに付き合った日、プロポーズの日を思い出すのだと思います。絶対にこの日に言おうって決めていたんだそうです。付き合って255日目にプロポーズしたのは「255は16進数でFF、最大の数だから。それだけの愛で裕美ちゃんに結婚を申し込んだ」と言ってくれました。理数系でお仕事をすごく頑張っている彼だからこそ考えられた日だなと思いました。

 勇佑くん、本当にありがとう。そして、大好きです。これからもよろしくお願いします。

勇佑くんのお嫁さんさん (30代・女性)

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