プロポーズがあの日。これ、ホントなの? ウソなの?

 学生時代からお付き合いをしていた彼が、社会人になり全国配属となってしまい、福岡と千葉で遠距離恋愛をしていました。彼とは「次の転勤があった時に付き合っていたら結婚を考えましょう」という約束をしていたのですが、次の転勤まで3,4年間は異動するとは思っておらず、しばらくの間は遠距離恋愛を続けるつもりでいました。しかし社会人1年目の終わりに突然彼に辞令が出てしまい、急遽福岡から大阪へと転勤することになりました。予想よりもかなり早い転勤だったので私はまだプロポーズはないものだと思いながら大阪の彼の新しい新居へ遊びに出かけました。

 その日の夜、彼の新居でご飯を食べてからふたりでウトウト眠っていました。その後目が覚めてから彼から急に「真面目な話をしよう」と持ちかけられ、この先どうしようかという話をベットに腰掛けながらはじめました。すると話の途中で彼が「クローゼットの中を開けてみて」と言うので、開けると細長い箱が出てきました。「ワインかな?」と思いながら中を開けてみるとバラの造花が入っていました。そして花びらをよく見ると「Will you marry me to Nao?」とお花に書かれていました。

 普段からあまりサプライズをする方ではない彼なのでとてもうれしくて喜ぼうとしたのですが、気になることがひとつ......。それはプロポーズされたのが4月1日エイプリルフールの深夜であったということ。彼としてはエイプリルフールに言ったつもりはなく、ウトウトして起きたらたまたま日付が変わっていたようですが、日頃から笑えない冗談をつく人なので真剣なプロポーズにも関わらず、エイプリルフールのジョークではないかと思ってしまい、その日は1日中信じられませんでした。その後4月1日が終わって「ウソだよ」と言われなかったのでようやく本当のプロポーズだということになって安心しました。

にゃおさん (20代・女性)

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