不安を幸せに変えてくれた、大切な彼と素敵な友人たち。

私が大学生の時から付き合っていた彼。約2年交際し、私は卒業して、神奈川から実家のある愛知に帰ることになりました。「必ず迎えに行くから」という彼の言葉を信じ、3年間遠距離恋愛をしていました。

 年に3~4回しか会えなくなり、ある時、横浜でホワイトデーのデートをすることになりました。日中はお出かけを楽しみ、夕方は横浜みなとみらいを代表する超高級ホテルへ案内してくれました。しかも部屋は、夜景だけではなく海も見えるスイートルーム。「久しぶりに会うから、ずいぶん奮発してくれたんだなぁ」と思っていたら、彼があるものを差し出してきました。それは......、ホワイトデーのお返し、欲しかったネックレスでした。「ありがとう!」と喜んでいたら、しばらくして「ピンポーン」とルームサービスが。彼からケーキがくると聞いており、目の前に、銀の半球状の蓋が乗ったお皿が置かれました。彼に「開けてみて」と言われ開けてみると、そこにはケーキではなく、小さな透明の箱が入っていたのです。箱を手にとってよく見てみると、中には短く切った色鉛筆が8本立ち、長く伸びた芯がアルファベットの形に削られていました。順に読んでみると......、「I LOVE YOU」!!!!! 私が驚いていると、彼がポケットから指輪を取り出し「愛してるから、結婚しよう」とプロポーズしてくれました。全く予想もしてなかったので、驚いてうれしくて「はい」と返事をしました。

 その後、食事をするためホテルのレストランへ行きましたが、案内されたのは扉の前。「プロポーズの日だから、個室を予約してくれたのかな」と思い部屋の扉を開けると......、数年ぶりに会う共通の友人が集まってくれていました! 彼が声をかけて集まってくれていたのです。しかも神奈川の友人だけでなく、愛知、滋賀、大阪からわざわざこの日のために来てくれた友人も! 久々の再会に驚きつつも懐かしの友人との時間を楽しんでいると、今度は私だけではなく彼にも内緒で、友人からサプライズプレゼントがありました。彼の生まれ年の白ワイン、私の生まれ年の赤ワイン、そしてメッセージ集。他にも、野球観戦が好きな私たちのために、私たちが生まれた日のスポーツ新聞一面をラミネートしてくれていました。驚きと涙が止まらない感動の1日で、素敵な彼や友人に恵まれていると実感しました。実家を離れて神奈川で暮らすようになっても、友人が待っているよ。と気を配ってくれた彼に感謝しています。

うぃうえみさん (20代・女性)

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