お呼ばれした彼の友人の二次会、その本当の目的は!?

「友だちの結婚式二次会の幹事をする」と、打ち合わせに出掛けたり、ムービー作りに出掛けたりしていた彼。「ムービー撮りとか編集に行くから今週末は会えないや」ということも何度かあったある日、私は駅で友だちと食事に行く待ち合わせをしていました。その時に偶然彼が目の前を通り過ぎ、向かった先が知らない女の子。びっくりして凝視していたら彼が私に「おぅ!」と気付き近寄ってきて「今から二次会の打ち合わせなんだよ」と新郎さんや他の男性も集まってきました。ひと安心したものの、目の前で自分の彼が他の女性のところに行くという状況にパニックになってあまり話せませんでした。

 後日、その時の彼の友人である新郎が「彼女動揺していたよね。彼女に悪いことしちゃったから、彼女も二次会連れておいでよ」と言っている、と彼。「私は全然知らない人たちだけど、まぁ良いよ」と返事をしました。彼の手伝いでビンゴの景品選びも一緒にしました。二次会当日、新郎さんに挨拶して彼の友人とも話をしたりして彼や友人たちが撮ったムービーが上映されたり、ビンゴなど二次会が進んでいく中、突然音楽に合わせて店員さんがひとり踊り出した。新郎新婦も一緒に踊り出したと思ったら、彼に手を引かれて私は新郎新婦の座っていた真ん中の席に連れて行かれました。みんな踊り出したら彼が真ん中へ行きソロで踊り出します。フラッシュモブだったのです。もう一度みんなで踊り出したら彼がバラの花束を持って私の前に立ちました。「いつもありがとう」と感謝の気持ちを話すとともに花束を、そしてもうひとつ小さい箱を取り出し「くまくま、僕は君を愛しています。僕と結婚してください」と片膝をついてプロポーズ。泣きながら返事をして、みんなに祝福されました。そして、彼の友人に「新郎新婦は結婚しません! 踊り出した店員さんも店の制服借りた僕らの友だちで、みんな学生時代の友だちで、今日このフラッシュモブのために集まりました!」と説明されました。
結婚式二次会自体が演出だったことにさらに驚き、こんなに大がかりなプロポーズを考え実行してくれた彼や協力してくれた彼の友人に感動、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

くまくまさん (20代・女性)

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