突然、案内された先は彼が待つ夢が叶う場所でした。

仕事終わりにお台場で夜ご飯を食べようと誘われ、待ち合わせ。「どこか適当に入ろう」と言われて連れて行かれたのが、ヒルトン東京お台場のレストラン。私たちは10年の付き合いで、初めてのデートや、お互いの誕生日など、お台場は10年間のいろいろな想い出の詰まった場所でした。

 もしかしてプロポーズかも? と思いドキドキしながら食事をしていたけれど、食事が終わっても何も言われる様子はありませんでした。そして、彼はトイレに行ってくると席を立ってからしばらく戻ってきません。すると、スタッフさんから「お連れ様が具合が悪くなってしまったようなので、一緒に来てもらえますか?」と言われ、外に連れて行かれました。心配しながらついていくと、着いたのはホテルのチャペルでした。何が何だかわからず、ボーッとしていると、スタッフさんがチャペルのドアを開けました。するとチャペルにはふたりの思い出の曲AIの『Story』が流れ、バージンロードの向こうには恥ずかしそうに、彼が立っていたのです。

 私は頭が真っ白になりながら、バージンロードを歩き、彼のところへ行くと、10年分の思いを込めた手紙を便箋4枚分読んでくれました。そして、最後に「これからもずっと一緒にいたいから、結婚してください」と指輪を渡してくれました。10年分の想い出が蘇り、やっとふたりの願いが叶うんだとうれしくて涙が止まりませんでした。10年間、いろいろあったけれど、10年目の節目であり、私の20代最後の年に最高のプロポーズをしてくれた彼に大感謝です!!!

チャボタさん (20代・女性)

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