幸せを感じながら互いに心残りだったこと。最後に叶いました。
私は仕事の都合で神戸へ転勤、主人は東京に住んでいた遠距離恋愛中のクリスマスの日。「赤ちゃんのプレゼントが欲しいなぁ~」と思い、検査薬を試したら、妊娠が発覚! 電話で伝えると、とても喜んでくれ、結婚することになりました。
ただ、その時はプロポーズというより、「子どももできたし、結婚しようか」といった感じでした。翌1月、入籍。仕事の都合で、私はその後も数ヶ月、神戸におり、別居状態でした。そのため、結婚した実感もあまりなく、うれしさと寂しさを感じていました。出産前に結婚式を挙げたい! という私の希望で、5月にアニヴェルセルで挙式することを決めました。もちろん、挙式準備も神戸と東京を行ったりきたり。主人は長期出張があり、都合がつかなかったため、ドレスは神戸店でひとりで試着。4月になり、東京に戻ってくることができ、やっと同居スタート。転勤、引越し、出産準備、挙式準備で、バタバタの日々でした。
あっと言う間に挙式1週間前。美容院に行き、美容師さんから、「サプライズとかあるんですかね~?」と聞かれ、私は、「バタバタしてたし、そういうのやってくれるタイプじゃないんで~」と、笑いました。実際、サプライズを用意できるような時間はなかったかと思います。挙式当日、誓いを立て、やっと夫婦になれた実感がわいたものの、心残りはプロポーズの言葉がなかったこと。まぁ、おめでた婚だからな、と思い、忘れることに。披露宴になり、お色直しをし、再入場。次の段取りを思い出していると、「新郎からプレゼントが」というアナウンス。私は「???」となり、とりあえず立つと、大きな花束が出てきました。状況が把握できないまま、主人から、「伝えられていなかったことがある。ちゃんとしたプロポーズができていなかった」と言われ、「僕と一緒に、幸せな家庭を築いてくれますか?」と、プロポーズ! まさか、遅れてからのプロポーズがあるとは思わず、本当にうれしくて、涙が止まりませんでした。
主人も、ちゃんとしたプロポーズができていないことについて、もやもやしていたようです。遅くなってでも、プロポーズしてくれるのは、やっぱりうれしいものだなぁと思い、とても幸せな思い出ができました。
かばてぃさん (20代・女性)
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