会いはじめてたった2ヶ月。スピードプロポーズの理由に感泣。

出会ったのはプロポーズの半年前の5月。同じ職場に彼は人事異動で、私は入社で入りました。当時、彼は私の存在すら認知していなかったし、私は彼を怖い人だと思っていました。でも少しして私は、彼は怖いのではなく仕事に真面目で、誰にでも気配りができる優しい人だと知りました。そんな時、偶然ふたりで飲みに行く機会があり、悩みを聞いてもらいました。思った通り、彼は真面目に真摯に聞いてくれました。

 それがプロポーズの2ヵ月前です。職場の外でふたりで会うのはそれが初めてでした。これを機に、私は彼を意識し始めました。そして実は彼も……、だったみたいです。そこからは足早に事が進んでいきました。数回のデートあと、10月5日に告白されました。そして、彼の実家のある福岡へ。観光、御家族にご挨拶。そして11月5日、告白からちょうど1ヵ月。福岡の素敵な海に連れていってくれた彼は、夕陽が沈みかけた頃、波うち際で「結婚してください。仕事ばっかりな俺だけど、初めて好きになった人と一生一緒にいたい。結婚式はどうしてできないのかじゃなくて、どうしたらできるのかを、いっしょに考えよう」とプロポーズの言葉と一緒に、私の誕生石の入った指輪を、私の指にはめてくれました。

 このプロポーズの言葉は、ふたりとも貯金がなく「結婚式はあげられないかもね」と話していたからです。出会ってから間がなさすぎて不安だった私に「そういう風に考えてくれるなら、この人なら大丈夫」と思わせてくれる言葉でした。それから浜辺で少し話したのですが、そこで私はいろいろ知りました。私が不安になるくらい、焦って話を進めてしまったのは、私が誰かにとられるのが怖かったから。仕事が忙しく、休日がほとんどなかったのに短期間で指輪が用意できたのは、短いお昼休みを何度も使って、ごはんも食べずに探したから。そして素敵なデザインやお店などは、職員みんなに協力してもらって案を出したから。つまり私以外のみんなは、プロポーズのことを知っていたんだそうです。みんながみんな協力者で、祝福してくれてると知って涙が出ましたし、彼の人望の厚さに、改めて素敵な人だなと思いました。

 今の私たちは、どうしてできないのかじゃなくて、どうしたらできるのかをいっしょに考えた結果……。初めてふたりで飲みに行ってから2年たった今年、やっと、アニヴェルセルで結婚式を挙げることができることになりました。この人と結婚して、式を挙げることを諦めなくて、本当によかったと思っています。

はげの嫁さん (20代・女性)

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