時が止まるかと思うほどうれしかった、カリブ海リゾートの夜。

去年の春、彼が会社のご褒美旅行に招待され、カリブ海のタークス・カイコス諸島へ私も連れていってくれました。私は今まで1度しか海外旅行へ行ったことがなく、人生2回目がまさかカリブ海になるとは夢にも思っていなかったので、行く前に英会話教室へ通ったり、本を買ったり(カリブ海の本はあまり売ってなかったので苦労しました)、とても楽しみにしていました!

 会社のご褒美旅行に招待された人数は約40名程で日本人は私たちふたりきり。殆どの方がアメリカやヨーロッパの方々でした。日本からタークス・カイコス諸島までのフライトは乗り継ぎを含めると約30時間! 時差もあった為、時差ぼけと慣れない長時間のフライトで到着してからは正直クタクタでした(笑)。その夜、招待された方々と一緒に歓談しながら和やかな雰囲気でセレブレーションディナーの時間をともに過ごしました。生演奏を聴きながら食事をしていたということもあり、食後は皆さんパートナーと一緒に音楽に合わせてダンスをし始め、次第に皆で輪になってダンスを楽しんでいました。そこで、いつしか飲んでいたハイネケンの瓶を中央に寝かせて置き、クルクル回して、瓶の口が向いた方向にいる人が輪の中央に行って踊るという流れに。

 各々瓶の口が向いた人は中央で踊るのですが、ダンスがすごく上手な方がいたりノリノリの方がいたりと賑やかな雰囲気が続きました。何回か瓶をクルクルと回すと、コロンと彼の方向に瓶の口が向きました。私が「え~っ!! 踊れるの?」という視線を送ると、うれしそうに両手を挙げながら輪の中央へ行って踊る彼(笑)。私がその姿を見てケラケラ笑っていると手招きされて、私も踊ることに!! 私は緊張して何故か自然とロボットダンス(?)になってしまい、恥ずかしいしもういいかな~と輪に戻ろうとした時、彼は中央に残ったまま片膝を着いてこちらをみて手招きしていました。その後、そのまま笑顔でポケットから指輪のケースを出し、「結婚して下さい」とプロポーズをしてくれました。私は時間が止まったかと思うくらいびっくりしました。びっくりしすぎて英語で何か言われてるのかと思い、「えっ?」と聞き返すと周りのギャラリー(海外の方々)は「yes!」に聞こえたらしく、その場で会場は大盛り上がり(笑)!! 皆からの「Congratulations!!」の嵐でプロポーズされたことを実感し、うれしい幸せな気持ちになりました!

 セレブレーションディナーの帰りのバスで、「実はプロポーズされた時、なんて言ってるかわからなかったんだ」と彼に正直に伝えると改めてプロポーズの言葉を言ってくれたので、しっかりと「はい!」と答えました(笑)。

 余談ですが、彼の家族にはある共通点があります。それは彼の母、祖母、叔母、兄嫁と家族が偶然23歳で結婚しているということです。後から話している時に知った本当に偶然の共通点だったのですが、去年の春彼がプロポーズしてくれたので私も23歳で結婚しました。これも何かの御縁だなとうれしく思い、これから新たな人生をこの人と共に歩もうと心に誓いました!

よぴっくまさん (20代・女性)

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