ふいに雰囲気が一変、お城の前で夢のような一日に。

付き合って1年記念に、彼とロサンゼルス旅行に行った時のことです。旅行の最終日程で訪れたカリフォルニア・ディズニー・リゾート。ちょうど60周年記念のセレモニー中でした。当時私は結婚を意識していたものの、何の素振りも見せない彼に、まだそのタイミングではないんだな、と思っていました。

 その日はあいにくの雨で、60周年記念のパレードが中止……。凄く落ち込みましたが、もうひとつのショーは行うと分かり、待つ間に雨は上がりました。そのショーも凄く素敵で、感動して涙があふれるほどでした。その後、ライトアップされたお城の写真を撮っていないことを思い出し「お城の写真を撮ろう」と私から誘いました。

 お城に着いて一通り撮り終えると、彼が「この旅はどうだった?」とふいに聞いてきました。雰囲気が変わったのでドキドキしながら「充実してて楽しかったよ」と答えると、「そうだね。いろんなところにふたりで行ったね……」と、それまでのふたりの思い出を振り返りました。そしてその後に「今日どうしても伝えたいことがある」と。私の前でひざまずき、「一生大切にするから、結婚してください」とプロポーズしてくれました。予想だにしていなかった展開に一瞬頭が真っ白になり、でも自然と涙が溢れてきました。さらに驚いたことに、彼が差し出してくれた指輪が、以前からずっと可愛いなと思って気に留めていたもの! 彼には何も言ってなかったので、何故分かったのか驚きすぎて、すぐに返事ができず。彼に「返事は!?」と聞かれ、我に返って「はい! よろしくお願いします」と伝えました。お城の前で王子様のように指輪を差し出されてプロポーズされるのが夢。そして、私を見透かしたかのような指輪のプレゼント。素敵すぎて一生忘れられない1日になりました。

みかちゅうさん (・女性)

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