まるで映画のような私の宝物。

10年前、音楽をキッカケに付き合いはじめ、今ではふたりで曲を作ってライブに出る関係になりました! 表現することが大好きで自分たちのそれぞれの時間を大切にしてきた10年間。あっという間で、好きな気持ちは昔も今も変わりません。そんな彼が私に最高のプロポーズをしてくれました。

 ある日、中学の友人から美術館にデートへ行こうとお誘いがあり、女子3人でランチをしておしゃべりをしていました。今思えば、ふたりともよくスマホをチェックしていたことや府中公園の美術館の絵画の系統がいつもの趣味と違ったりしたのですが、特に気にしていませんでした。美術館に向かって歩いていると、スーツを着た男女がカメラやビデオカメラを持ち、美容関係の話を聞かせてくださいと近づいてきました。そのカメラマンが、以前ライブで知り合った方。私も久しぶりに会ったことをうれしく思い、協力しようと付いて行くと……。曲が流れ始め、文章が書かれたパネルが出現。その後、私が歩く道に小学校から社会人までの友人たちが順に踊り、出てきてくれました。当日これなかった友人からはムービーでの参加も。最後は、白いスーツを着た彼が待っていました。噴水の周りを歩き、真ん中に来ると、指輪の箱をを跪いて開き「素直で一生懸命なかなこが好きです。俺に残りの人生をください。結婚してくれ」と、プロポーズの言葉をもらいました。クラッカーが最後に鳴り響き、大好きな友人と公園にいた方々から祝福をしてもらいました。

 彼は、3ヶ月前からこっそり友人みんなとミーティングをし、このプロポーズを計画。みんなで映画を作るように制作してくれたのです。カメラマンのステキな写真と3台のビデオカメラで制作したムービーは素晴らしい作品で、私の宝物です。ぜひ、たくさんの方に見ていただきたいです。

ばんびさん (20代・女性)

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