サプライズもハプニングも大切な思い出。

私たちは大学生の時に付き合い始めました。当初から結婚するまでずっと遠距離恋愛、プロポーズ時は付き合って5年目の秋、私の誕生日の頃でした。

 当時は、お互い名古屋と大阪で生活し、3週間に1回ほど名古屋・大阪・京都でデートをしていました。大阪で生活していた私に、仕事後、突然彼から「新幹線で京都に向かっている」と電話がかかってきました。私も職場から京都に向かい、京都駅で会い、そのまま鴨川沿いを散歩しました。特別雰囲気がいいという場所ではなく、ただ川が流れる住宅街のようなところを散歩しました。私はなぜ彼が突然来たのかはわかりませんでしたが、サプライズでどきどきしたのを覚えています。街頭がまばらで辺りも暗くなっている中、彼が立ち止まり、箱を私に渡し「開けてみて」と言いました。私は「えっ」と戸惑いながらも小さな箱をあけると、指輪がひとつ。驚きとうれしさで言葉にならないまま、指輪をつけて彼に見せると、焦ったように「あれっ!? これだけ?」と。本当は、2連になっている指輪だったと言うのです。暗い中、慌ててふたりで周囲を探し、無事にもうひとつの指輪をみつけました。そこで、改めて指輪をはめた私に「おじいさん、おばあさんになっても一緒にいてください」とプロポーズをしてくれました。私は「はい。ありがとう」とプロポーズを受けました。

 それから1年、遠距離恋愛を続けながら結婚準備をすすめ、付き合って6年、無事に結婚することができました。お洒落に興味のない、スポーツバカの彼が、私のためにひとりで指輪を選びに行き、サプライズで京都まで来てくれたことに、感動し、またハプニングも私たちらしく、忘れられない大切な思い出です。

あおぞら大好き♪さん (20代・女性)

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