声に出して欲しかったあの言葉、後日まさかの展開に。

プロポーズは、音声なし。

 今では私から散々催促されているためなのか、感情表現豊に「好き」だのなんだの言ってくれる彼ですが、当初は硬派でそういったことはあまり口にしないタイプでした。

 プロポーズをもらったのは、クルージング中のデザートの時。ケーキが運ばれてきてプレートに「結婚しよう!」の文字が。私が、大好きなラプンツェルのモチーフのエンゲージリングのプレゼントもありました。うれしくて泣きました。しかし、未だ音声なし。「言って」とお願いするものの、笑って「書いてある」の一言。たぶん彼の中では精一杯のプロポーズだったんです。

 そんな、恥ずかしがり屋さんな彼とこれからも支えていきたいと思い、もちろん「よろしくお願いします」と返事をしました。そして恋人1年記念日の6月19日に入籍しました。8月30日に挙げた結婚式でさらにサプライズ。なんと、私への手紙を書いてきてくれ読み上げてくれたんです。そこには日頃からの感謝の言葉、そして最後に「プロポーズは音声なしだったよね。でもいまさらプロポーズはないから決意表明をします! 私、〇〇(夫名前)は〇〇様(妻名前)を絶対一生幸せにします! なのでサポートしてね(笑)」と言ってくれました! 私にはもったいない言葉でした。

 それ以来、あまり羞恥心が、なくなったのか「好き」だの「あいらーびゅ!」だの愛情表現が豊かになりしつこいくらい言ってくれます。もうすぐ結婚1年になります。いまだにその時の決意表明の手紙はかならず持ち歩いてます(*^^*)。

アユンツェルさん (20代・女性)

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