悲しみの涙はお魚さんたちに見守られ、喜びの涙に。

誕生日に旅行に行くのがお決まりになっていたふたり。同居してもうすぐ3年になり、結婚も成り行きで決定していました。そんな中、私の誕生日には横浜に行くことになりました。彼に「結婚式もするんだしお金ないから誕生日プレゼントは旅行だからな~」と言われており、「いいよ! 旅行で十分!」と言っていた私。

 いざ当日。横浜の観光も終わり時間はもはや19時。不穏な空気を感じ、「ねぇねぇ……、もしかしてほんとに何にもないの?」と彼に聞くと、「は!? 何もないって行ったじゃん!」と言われ、「え! サプライズとかじゃないの?」と私。「いやだから、何にもないけどいーの? って言ったじゃん!」と彼。横浜の駅で喧嘩。なんだかんだ言いながら何かあると信じていたので悲しくなり涙。

 「もーいいから飯食おうよ」と投げやりに言われさらに悲しくなり無言のまま彼についていくと、何だか隠れ家的な……、地下に降りる怪しい階段。もはやどうでもよくなり中に入ると、そこはまるで水族館! 魚がいっぱい! いっぱい! 喧嘩していたことも忘れ大興奮! 「レストランがプレゼントだったの!? ありがとう!」と大騒ぎ。フレンチもすべて平らげ、満腹、満足な私。「食後のデザートは何だろう?」なんて思っていたら、何とホールケーキ。しかも「誕生日おめでとう」なんて書いてある。とってもとっても恥ずかしがり屋さんな彼。誕生日ケーキの予約の電話なんてしてくれたんだって思ったらうれしくて涙、涙、涙。そうかと思いきや「はい、これ」って革ジャンの胸ポケットから無造作に出された青緑の箱。これはもしや! と開けて「すごいね、すごいね!」と大騒ぎ。「いいから、恥ずかしいから早くしまって」と彼。結局ニヤニヤしながら魚をバックに薬指に指輪をはめて写真を撮ってもらいました。私たちのプロポーズはサプライズの3段構えだったのです。

 ちなみにそのあとランドマークの観覧車に乗り、「ねぇねぇ、結婚するの?」と私が聞き「うーん、結婚するか!」と彼が言ったので、プロポーズの言葉は「結婚するか!」になったんです。

しゅちゃんさん (20代・女性)

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