俺の家族の大事な日に、家族として参加してください!

結婚の話は1年ほど前から決まっており、結婚式の準備も進んでました。特別プロポーズがあった訳でもなく、自然な流れで結婚という形だったので「あ~、もうプロポーズはないんだな」と思っていました。

 入籍した2週間程前に義兄の結婚式があり、私も招待されていたので主人と訪れることになっていました。結婚式のために着付けをしてもらい、車で会場に向かおうとした時、主人が何やら忘れ物をしたと家に。車に戻ってきた主人は運転席ではなく、私の座る後方の席へ。ドアを開けると、道路にひざまずいた主人の手には婚約指輪がありました。そして「今日は俺の大事な家族の、おにぃの結婚式です。そこに家族としてぜひ一緒に参加してください」と言われました。思いがけない事だったので、涙が溢れてとまりませんでした。

 後から聞いた話ですが、主人が婚約指輪を買いに出掛けたのはもう1年も前の事だったのだそうです。ただ主人がダイヤの大きさを記念日と同じ大きさにしたかったため、(記念日が24日→ダイヤ0.324カラット)なかなかピッタリのサイズがなかったそうです。それでもお店の担当の方が半年以上かけて探し続けてくださり、なんと義兄の結婚式の前日に主人の手元に届いたのだそうです。私はそんな主人の想いに感謝しながら義兄の結婚式にはその婚約指輪をつけて参加することができました。

チャッピーさん (20代・女性)

■「みんなのプロポーズ」著作権について
本記事の著作権はアニヴェルセル株式会社に帰属いたします。
■2次利用について
2次利用のご希望は「みんなのプロポーズお問合せ先」までお願いいたします。