日本語を勉強してきたのはこの言葉のため。

主人は韓国の出身です。交際している時から、両家とも応援してくれ、割と早くから結婚を意識していました。入籍までも出会って約1年でした。私たちはお互い忙しく、結婚式も挙げず入籍だけ済ませた、という感じです。

 以前友だちに「はっきりとプロポーズって受けてない気がするんだよね」と話したことがありました。結婚して1年が経とうとしていたころ、その友だちが主人と私を、大好きなディズニーのショーに招待してくれました。そのショーの中に、恋人や友だち、大切な人へのメッセージが紹介される演出がありました。必ず紹介されるという保証はありません。何とそこに「亜由美へ」の文字が。思わず変な声を上げてしまいました(笑)。1500人ほどの観客が見守る中、ステージの前まで引っ張り出され、「何年も日本語を勉強してきたのも、この言葉を言うためだったと思う。僕と結婚してください」

 なんと、私に内緒で、友だちと主人が、私への再プロポーズを計画してくれていたのです。ミッキーとミニーの目の前で、改めてのプロポーズ。ミッキーとミニーが思い切り抱きしめてくれ、キスをしてくれました! 最高に幸せでした! 本当にたくさんの人に祝福して頂きました。主人は緊張のあまり用意していた指輪を渡すのを忘れた、と帰りのバスの中で渡してくれました。何度思い出しても、「幸せだったな」と思う瞬間です。

せんあさん (20代・女性)

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