いつもの場所、いつもの観覧車。いつもと違ったプレゼント。

毎年記念日には、初デートで行ったお台場の東京ジョイポリスと決めていました。遊んだ後は私の家に泊まりに来るため、彼はいつもリュックで現地に来ていました。毎年そんな風に記念日を過ごしていました。

 私は一昨年に大学を卒業した後、教師になる夢のため実家がある栃木県で1年間非常勤講師として働き、遠距離恋愛となりました。月2回東京の予備校に通い、授業の後15分から30分ほど彼と会い、電車で栃木に帰るという生活をしていました。昨年からは東京で非常勤講師として働いていますが、正社員になるまで結婚はしないだろうなと思っていたのです。

 そんななか、5周年記念日も毎年恒例のお台場へ。彼のリュックがいつもより大きいことには気がついていましたが、特に意識しませんでした。夜になり、毎年乗っているお台場の観覧車へ。他愛ない話をしていると、頂上が近づいてきました。初デートの時、頂上で告白して振られたら気まずくなりそうと結局しなかったことを思い出し、その話をしようとした途端、彼からプレゼントがあると言われました。なんだろうと彼を見ていたら、細長く黒い箱をリュックから取り出し「開けてみて」といいます。箱を開けると造花のバラが一輪、花ビラの中には「will you marry me?」と書いてあり、「おじいちゃんおばあちゃんになっても、ずっと笑顔でいられるような家族になろう」とプロポーズ。

 まさかプロポーズされると思っていなかったので、びっくりして何が起きたかわからなかったのですが、うれしすぎて涙が止まりませんでした。大好きな彼から私を大好きな想いを聞くことができた大切な思い出です。

かぼちゃさん (20代・女性)

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