不安と寂しさで流した涙が、うれしさと感動の涙に変わった日。

東京で過ごした学生時代に付き合いはじめました。私は恋愛が怖く、その不安な気持ちを友人時代に話していたのが彼でした。友人5人と初めて行った場所がディズニーランド。そこで恋人ごっこをしたことがきっかけで付き合うことになったのです。

 卒業後、私は兵庫に帰り、埼玉の彼とは遠距離恋愛になりました。初めての遠距離恋愛、仕事も初めて、何もかもが不安でいっぱいな中、毎朝の電話とおやすみの電話で心を落ち着かせていました。それでも不安で不安で。逢いたくて。でもなかなか仕事は休みが取れなくて。何度も何度も寂しくて涙を流しました。

 学生時代に「結婚しよー」などとと言いたりはしていましたが、遠距離が始まるとお互い忙しくもあったので、結婚の文字は口に出せていませんでした。遠距離恋愛がはじまって半年、久しぶりに逢える日でした。急に夕方から「ディズニーランドに行こう!」と言い出しました。学生時代ふたりでは何度か行っていたので、その時は、「ディズニー好きだなぁー」ぐらいに思っていました。いっぱい乗り物に乗って楽しんで、さあ帰ろう! という時、雨が降り出しました。「ちょうどよかったね」と話していたら、急に彼が立ち止まり、繋いでた手を離しました。急に不安になり、何かと思っていると、ひざまずき、「僕だけのお姫様、僕と結婚してください」とダイヤモンドがキラキラ光る指輪を箱から出してくれました。

 彼はまだ学生だったのできっとお金もなかったと思います。一生懸命に選んでくれた指輪、ずっと不安だった思い、優しい彼の笑顔、小さい時から夢だったシンデレラ城の前でのプロポーズ、全てがうれしくて感動で涙が止まりませんでした。

 その後、彼は兵庫県の教員試験を受けてくれ、今、1歳9ヶ月の娘と、お腹にも赤ちゃんがいます。毎日家事に育児に大慌てですが、このような企画があり、ふと、心をあの頃の気持ちに戻ることができました。これからも、大切な家族と一緒に1日1日を大事に過ごしていきたいです。このような企画をしてくださり、ありがとうございました。

あけみちゃんさん (20代・女性)

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