サプライズ演出のはずが......、今でも幸せな笑い話。

 付き合って2年弱、同棲して1年、いつも激務で帰宅が午前を回る私の帰りを毎日起きて、待っててくれる彼女。そんな彼女が「今よりも私を支えるために」と長年勤めた会社を退職を決意。その決意に応えるため、プロポーズすることを決めました。場所は「家族とのドライブで車の窓から見える東京タワーが好きだった」という彼女の言葉を思い出し、東京タワーが一望できるチャペルが備えた超人気レストランに決めました。1か月前からレストランの方と打ち合わせし、事前にスーツの搬入や、彼女の好きなヒマワリの花束を準備するなど、着々と準備をしてきました。

 いざ、当日スタッフさんと話を合わせ、ふらっと突然来店し、たまたま1席空いていたように案内してもらいました。コース料理を堪能し、いよいよプロポーズの時私はスーツに着替えるためにお腹が痛いフリをして、チャペルへ移動。頃合いを見て、スタッフさんに彼女を呼びに行ってもらいました。花束を手にし、チャペルで待つ私。チャペルで待つ私。待つ私......。後から聞くと「お連れ様がチャペルで待っています!」というスタッフさんと「私の連れは腹痛でトイレに籠っています! 人違いです!」という彼女との押し問答があったそうな。数十分遅れてスタッフさんに連れられて入ってきた彼女に花束と「結婚しよう」の言葉を伝え、返事はもちろんOK。スタッフさんはその後ろで大汗をかいていました。そんなレストランは何かあるごとに遊びに行き、今でも笑い話になります。

いつもの感じさん (20代・男性)

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