ふたりでたくさん泣いて笑って、朝のきらきら輝く川辺で。

 付き合い始めて2か月程の頃。デートの帰り道、彼が車で私を自宅まで送ってくれました。家の傍に車を停めて少しの間談笑するのがいつものコースです。その日はなんだかそわそわしながら彼が話しはじめました。私の前に付き合ってた人と別れた後にお金を貸してしまったこと。私と付き合い始めてからもそのことで連絡を取っていた事。その人がお金を返さずに逃げてしまったこと。未練があるわけではないけれど、一度でも好きになった人の事だから助けたかった、それでも私と付き合っているのに連絡を取っていたことやその人の為にお金を掛けていてとても申し訳なく感じていたこと。とても驚きましたが、彼がお人好し過ぎることもわかっていたし何より私への気持ちを泣きながら一生懸命伝えてくれた彼にもう2度とそんな思いをさせない様に、私が誰よりも大切にしようと思いました。

 それから明け方までたくさんの事を話し合って、ふたりでたくさん泣いて笑って。それでも帰るには少し名残惜しかったので私の家の近くの大きな川を見に行くことに。普段はあまりきれいな川ではないのですがその日は朝日に照らされてきらきらと輝いて今まで見たことないようなきれいな景色に見えて感動していました。そこで彼が私をぎゅっと抱きしめて「俺みたいな奴と一緒にいてくれるのお前だけだから、結婚しよう」と言ってくれました。

 まだ付き合い始めたばかりだったので時間はかかりましたが、それから何度も素敵なプロポーズをしてくれて正式に結婚が決まった今でもたくさんの言葉をプレゼントしてくれます。これから長い時間をかけて、私もお返しをしていきたいです。

aknさん (20代・女性)

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