丹精込めたプレゼントと告白に、涙のはずが……?

3月14日、バレンタインのお返しにディナーをご馳走すると約束してくれた彼。京都の街中をお昼デートしていたら、京都で数台しか走っていないめちゃレアな四つ葉タクシーに遭遇! しかも2台も! 「今日はいいことあるかも」と話しながら、お店に到着。そこは京都の1日3組しか入ることのできない個室フレンチレストランで、夜はとてもいい雰囲気でした。入り口も少し奥まっていて、いつも道に迷う彼が、その日だけは迷わずスムーズにたどり着きました。どうやら前日に下見していたみたいです。

 この日のディナーはホワイトデーのプレゼントだと思い、お酒もかなり進んでいた私は、かなりご機嫌でした。コース料理のデザートが運ばれ、お店の人が蓋のついたお皿をあけた瞬間……。お皿にバラの花とバラの折り紙、シンデレラの靴が! めちゃお酒に酔ってた私は、大阪の血のせいか「どこからつっこんだらいいん?」と言って、バラの折り紙をいじりました。彼が2時間近くかけて作ってくれたバラの折り紙は、1枚の紙で16等分の折り目が入り、めちゃくちゃ手の込んだもの。しかも赤と青と白のバラの折り紙で、愛情、奇跡、尊敬の花言葉に意味があるものでした。それだけでなく、ディズニー好きの私のために、ひとりで東京ディズニーランドに行き、シンデレラ城のお店で買ってきてくれたガラスの靴。さらに手紙があり、「あなたに出会えて魔法にかかったみたいです。これからも魔法が解けないようにずっとそばにいてください」と書かれてありました。うれしすぎて、涙が……。とはいかず、ホワイトデーのお返しだと思い込んでいたため、ビックリしすぎた私は、大笑いしてしまいました! その声が店中に響き、個室なのに隣の人にまで響いていたみたいで、お店の人に「もう少し静かしてください」と言われちゃいました。

ケツメ大好きさん (30代・女性)

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