大事な時に戻ってこない彼。先にひとり扉を開くと……。

サプライズプロポーズをすると決めて行動しはじめてくれていたのは、今から2ヶ月も前。そんな前から計画してくれていたとはつゆ知らず、式に向けて準備を忙しくしていた矢先、模擬挙式があり参加することにしました。「どんなことやるのかなー?」「歩き方?」「指輪の交換の練習?」などと頭の中で想像が膨らんでいきました。模擬挙式の前日に、彼はスーツなどを式場に持って行ったようでしたが、おっちょこちょいの彼は革靴を忘れてしまい、当日はトイレに行くふりをして猛ダッシュで靴を車まで取りに行くなどバタバタだったようです。その日の朝もガソリンをいれに行くといって、実は車の中でプロポーズのことを思案していたりと、本当にいろいろなことを考えてくれていた事に感動しました。

 模擬挙式が始まる前に、彼は「お腹が痛い」とトイレに立ったきり戻ってきません。もうはじまってしまうからと、先に私だけチャペルへ行く事に。「他の人はもう中にいますので」と言われ扉が開くと、そこにはスーツに着替えた彼がひとり立っていました。初めは何が何だか分からずポカンとしていましたが、この日のために色々準備してくれていたんだって事が分かったら胸が熱くなり涙が止まりませんでした。そして、「不安な事もあると思うけど、付いてきてください。愛してます。結婚して下さい」とプロポーズ。こんなに想ってもらえて本当に幸せですし、こんなに優しく、愛してくれる人はいないと確信しました。
彼に一生ついていこうと改めて思いました。一生忘れられない思い出がまたひとつ増えました!

なつさん (20代・女性)

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