10年経った今も昨日のように思い出す、素敵なあの日。

学生時代から付き合いはじめ、4年目には同棲をはじめました。私の中ではすぐにでも結婚と思っていたところ、彼の仕事場が倒産。住んでいたアパートも1年で引越しとなりました。私自身も仕事を辞めてバイト生活だったので、その後数年はいろいろな不安や心配をしながらの生活でした。

 彼の新しい仕事も決まり、私も正規としての職に就くことができた頃のことです。そろそろ年齢的にも結婚を意識するなかで、ちょうど1年前に職場の先輩が挙げた式場が素敵だったので、デートの流れで見に行ったのです。彼も気に入り、その日のうちに予約をしました。ちょうど私の誕生日に予約を取ることができ、それだけで私は十分だったのですが、彼はきちんとプロポーズをしていなかった事が心残りだったようです。式の準備や打ち合わせにも、必ずふたりで行っていたのですが、彼は私には秘密でプロデューサーさんにそのことを打ち明けていたそうです。

 そして、結婚式の当日、新郎側の余興の際に突然「ずっとそばで笑顔を見せてください」。ゲストの前で素敵なプロポーズをされました。プロデューサーさんや彼の友人から協力を受け、私だけでなく、周りの方も感動してくれる素敵な演出でした。何より、一緒に生活しているなかで内緒で話を進め、素敵な婚約指輪まで用意してくれた彼には感謝しかありません。今年で結婚10年目となりますが、あの日の事はまるで昨日のことのように素敵な思い出となっています。

サチさん (20代・女性)

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