長かった想いに一気に花が咲いた、想定外のエンゲージリング。

その日は彼の30歳の誕生日でした。節目の誕生日なので様々な計画を立てて1日楽しく遊び、最後のサプライズに東京ディズニーランドのホテルへ。そろそろ日付も変わって寝ようかという時に彼が手品を見せてくれると言いました。それはコインが出たり無くなったりする手品。――実は失敗したんです。途中で指輪がコロンと出てきました(笑)。でもその時点では、私はプロポーズだなんて全く思ってもいませんでした。だって彼の誕生日ですし、まして私たちは付き合って8か月ほどだったんです。それも、“やっと”付き合って。

 私たち友だち期間が長かったんです。友だち以上、恋人未満で4年くらい。私はずっと大好きでしたが、いまいち関係がハッキリせず。ずっと悩みながら彼と付かず離れずという関係が続いていました。何度もハッキリさせようと思いながら、でも一緒にいたくて私が30歳になるまで、と心に決めた28歳の頃、彼の家に行く途中で事故に巻き込まれてしまったんです。幸いにも怪我はありませんでしたが自身にも過失があり、親に言わなければいけない状況に。ただ友だちの家に行くという嘘を繰り返していたので、すぐには報告できず、困っていました。その様子を見ていた彼から「ちゃんと好きだから。付き合ってるって言っていい」と言ってくれたのです。

 それがプロポーズ8か月前。だから私としては正式な彼女になって初めての彼の誕生日!しかも節目の30歳。張り切らないわけにいきません。付き合うまでが長かったので結婚なんて夢のまた夢。あるとしてもまだまだ先の話だろうなと考えてもいませんでした。そんな状況で指輪。指輪と言ってもシルバーのシンプルなものだったので、私も全く気がつかず。「あれ? コインが入ってるはずじゃなかったのかな~」くらいにしか見ていませんでした。そこで、彼から「結婚して下さい」とプロポーズ。想定外すぎて驚きを通り越して固まってしまいました。やっとの思いで「はい」とだけ返事。なんだか魔法の国で魔法にかけられたような気持ちでしたが翌朝、指にはまってる指輪をみて、少しずつ現実感が出てきました。

 エンゲージリングは目星をつけてあるもののサイズや本当に気にいるかわからないので後日きちんと見に行くつもりだけれど、プロポーズに指輪がないとおかしいと思って用意してくれたとのことでした。あまりにも想定外すぎて驚きやうれしさを態度にあまり出せなかった私は、翌朝、彼が寝てる間に手紙を書きました。プロポーズが本当に本当にうれしかったこと。そしてポストへ投函しました。プロポーズで貰った指輪も、その後もらった私の大好きなディズニーデザインのエンゲージリングも、一緒に大切にしまってあります。

スノウさん (20代・女性)

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