懐かしいふたりの交換日記に大切なページが加わりました。

付き合い始めの頃、ふたりで交換日記をしていました。ふたりとも三日坊主なので、すぐ書かなくなってしまい、そのまま引き出しの奥底に……。それから付き合って1年、2年経つにつれ、結婚を意識するようになりました。でも、向こうのタイミングもあるだろうと話出せずにいました。私の祖母と母と姉の結婚記念日は4月29日で、彼もそれは知っていたので、その日になると私もプロポーズを期待するようになっていました。同棲を始めた3年目。友人とご飯を食べて帰宅すると、私の後をついてウロウロしている彼。換気扇の下で雑誌を読みながら「こんな家具いいね~」なんて話をしていたら「あのさ、結婚しようか」。

 プロポーズはいろんなシチュエーションを想像していただけに、突然のプロポーズと「ここで!?」の驚きと喜びに笑ってしまいました。「指輪も花束も用意できなかったけど、今日どうしても言いたくて」日付を見たら、4月29日だったのです。「また改めてきちんとプロポーズさせてください」と言ってくれた彼の気遣いと勇気に、感謝でいっぱいでした。

 入籍日は半年後の彼の誕生日に決めて、その後は顔合わせや、式場を決めたりバタバタした毎日が続きました。入籍日を三日後に控えた夜。仕事を終えて帰ると、ランプが灯ったテーブルの上に昔ふたりでしていた交換日記が置いてありました。3年ぶりに開いてみると、いろんな思い出が蘇って微笑ましくも照れくさい。何ページかしか続かなかった日記だけど、一日一日、大切な思いがそこにありました。日記が書き終わった残りのページを開くと白紙だった日記に、なにやらメッセージが書き足してありました。「1989年1月」「産まれてきてくれてありがとう」「出会ってくれてありがとう」「俺の友だちと仲良くしてくれてありがとう」「いろんなところ行ったね」「喧嘩しなかったね」「プロポーズ、きちんとできなくてごめんね」「これからも大切にします」何ページにもわたって、心に響く言葉が一言一言書き足してありました。そして最後の1ページをひらくと「結婚してください」との文字。涙が止まりませんでした。後ろを振り返ると、「結婚してください」と、跪いて指輪を持つ彼。「ありがとう……」涙でにじんでなのか、指輪のダイヤのせいか目の前がキラキラしてて忘れられない1日になりました。

 もう交換日記をすることはなくなりましたが、今では家に帰ってお互いに一日あったことを話す毎日です。

akoさん (20代・女性)

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